梟の島

-追想の為の記録-

下関・新地遊郭跡(3):晩夏の夕暮れに,旧妓楼群を巡る。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。新地西町の新地遊郭跡で,旧妓楼群を見る。3階建のものや,平面的に展開された大規模な建築の迫力を感じるも,歯抜けになった街並みを見て複雑な思いがする。そして山裾の街を歩き,代謝しない街に色々と考…

下関・新地遊郭跡(2):最強の増改築物件,魔力のような魅力。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。新地西町の新地遊郭跡で,旧妓楼群を見る。最高のファサードを持つ長屋の横には,最強の増改築物件があった。鋭角に尖った敷地の角を埋めるように,道ギリギリまで貪欲にせり出している。意匠性の高さと経年…

下関・新地遊郭跡(1):著者の思う「日本一美しいカーブ」へ。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。新地西町の新地遊郭跡,個人的に「日本一美しいカーブ」だと思っている道にやって来た。実に絶妙な空間,なにか魔力を持ったような数十メートルの細道を,晩夏の16時の陽光の下で撮影してゆく。

富士工場夜景(5):春日製紙,薄暗い曇天の朝。

浜松出張の前夜は,富士の工場夜景を堪能。翌朝は岳南電車を撮影した後,岳南原田駅近くの春日製紙のプラントを撮る。今にも雨が降り出しそうな空の下の「工場朝景」は,なかなか魅力的だった。併せてトラマ白夜行のロケ地巡礼も果たした。

岳南電車の朝:旧京王3000系,全3編成との再会。

浜松出張当日の朝,岳南電車を撮る。2010年の3月末以来,実に10年ぶりの探訪で,旧京王3000系と再会した。気付けば貨物扱いは終了し,会社名も岳南鉄道から岳南電車に変わってしまっていた。今にも雨が降り出しそうな曇天の朝,岳南原田駅で全3編成を撮影。

日暮里~根岸~下谷散策:無名の名建築を眺める。

2020年6月11日(木)。午前中は日暮里で打合せ,午後は入谷で現場調査。徒歩移動の間に,街並みを見て回った。尾久橋通りから斜め左方向に外れ ,荒川区東日暮里,台東区根岸を歩く。解体間近の鈴木食品工業の看板建築を撮り,下谷でも無名の名建築に出会っ…

北九州・木造アーケード(12):昭栄町に残る,昭和の世界。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街,枝光中央商店街,前田中央市場・堀川市場,貞元市場,若松探索に続き,昭和町の木造アーケードへ。余所者が入り込める雰囲気ではなかったが,意を決して飛び込む。明かり取りの窓のない,薄暗い褐色の世界。2…

北九州・若松散策(5):上野海運ビル,3階と外観を堪能。

2020年8月22日(土)。古びたアーケード商店街を巡る一日。若松の上野海運ビル(上野ビル)へ。旧三菱合資会社若松支店,煉瓦造の3階部分と,重厚な外観,さらには分析室と倉庫棟も見て回る。何度でも足を運びたい,北九州の名建築だ。

北九州・若松散策(4):上野海運ビル,美麗な吹き抜けは必見。

2020年8月22日(土)。古びたアーケード商店街を巡り,若松に到着。中川町の旧赤線を歩いた後は,大好きな上野海運ビル(上野ビル)へ。旧三菱合資会社若松支店,煉瓦造の3階建,重厚な外観からは想像できない,美麗で軽妙な吹き抜け空間は必見である。

北九州・若松散策(3):中川町逍遥。

2020年8月22日(土)。古びたアーケード商店街を巡ってから,若松に到着。中川町に勇気をもって切り込んでみる。大通りからほんの数十歩の距離に,明らかに代謝していない街が残存していることが不思議でならない。異様な静寂が,一帯を包み込んでいた。

にほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ