梟の島

-追想の為の記録-

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

長崎建築紀行(3):旧オルト住宅,雨の質感。

2020年9月16日(水)。長崎出張の当日の朝は,長崎市内の近代建築を巡る。グラバー園に入り,旧リンガー住宅に続いて旧オルト住宅へ。縦を意識させるプロポーションと,反復の多いファサード,水平方向の線に,色。正面側も背面側も魅力的で,強く惹かれる…

長崎建築紀行(2):旧ウォーカー住宅,旧リンガー住宅ほか。

2020年9月16日(水)。長崎出張の当日の朝は,長崎市内の近代建築を巡る。グラバー園に入り,旧三菱第2ドックハウス,旧ウォーカー住宅,旧リンガー住宅を中心に見て回る。明治期を彩った西洋住宅の姿は,ところどころに日本的な要素を含んでいるのが興味…

長崎建築紀行(1):長崎市内の近代建築を巡る。

2020年9月16日(水)。長崎出張の当日の朝は,長崎電気軌道を初電から撮影し,その後は長崎市内の近代建築を巡る。日新ビル,印刷会館,KYOビル,旧長崎税関下り松派出所,旧香港上海銀行長崎支店,大浦天主堂,旧羅典神学校,旧長崎大司教館を見る。

長崎電気軌道(1):雨の朝,200形・300形を撮る。

2020年9月16日(水)。長崎出張の当日の朝は,長崎電気軌道を初電から撮影する。強い雨の降りしきる中,長崎駅前の歩道橋と,出島~新地中華街間にて,定点観測。古参の200形・300形のオリジナルカラーの車両では,209,215,306,307,309号を撮影すること…

門司港散策(5):門司中央市場,夜の眠りに就く。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。門司港・栄町から更に北上し,門司中央市場へ。奥のブロックへと進むと,既に蛍光灯が消されていて,店の灯りのみがシャッターに鈍く反映していた。白い光が消えて,翳が支配的になった夜7時,街は眠りに就…

門司港散策(4):門司中央市場,夜のしじまに。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。門司港・栄町から更に北上し,門司中央市場へ。既に時刻は18時30分,殆どの店舗が営業時間外である。床に敷かれた緑のカーペットと非常出口の看板を除けば,蛍光灯の色のみの,ほぼ単色の世界。幾何学的な魅…

門司港散策(3):栄町,有楽街&名も無きスナック街に迷い込む。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。門司港・馬場遊郭跡を散策している。栄小路から北上し,栄町の名も無きスナックビル,有楽街に迷い込む。「大衆割烹」「和風スナック」「スタンドバー」等の言葉が躍る,純然たる昭和の空間に酔い痴れる。

門司港散策(2):グリッドに逆らう栄小路の姿。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。下関の新地遊郭跡に続いて,関門トンネルで海峡を越え,門司港・馬場遊郭跡へ。栄町銀天街から鋭角に切れ込む栄小路を歩く。外からの視線を徹底的に嫌うように意図された路地にて,雑然とした街の美しさを学…

門司港散策(1):馬場遊郭跡,三宜楼周辺の建築を見る。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。下関の新地遊郭跡に続いて,関門トンネルで海峡を越え,門司港へ。清滝通りのコインパーキングに車を停め,馬場遊郭跡の街並みを散策する。三宜楼周辺に残る古い建築物を見て回り,栄町銀天街方面へと抜けて…

下関・新地遊郭跡(3):晩夏の夕暮れに,旧妓楼群を巡る。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。新地西町の新地遊郭跡で,旧妓楼群を見る。3階建のものや,平面的に展開された大規模な建築の迫力を感じるも,歯抜けになった街並みを見て複雑な思いがする。そして山裾の街を歩き,代謝しない街に色々と考…

下関・新地遊郭跡(2):最強の増改築物件,魔力のような魅力。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。新地西町の新地遊郭跡で,旧妓楼群を見る。最高のファサードを持つ長屋の横には,最強の増改築物件があった。鋭角に尖った敷地の角を埋めるように,道ギリギリまで貪欲にせり出している。意匠性の高さと経年…

下関・新地遊郭跡(1):著者の思う「日本一美しいカーブ」へ。

2020年9月15日(火)。長崎出張の前日は移動日。新地西町の新地遊郭跡,個人的に「日本一美しいカーブ」だと思っている道にやって来た。実に絶妙な空間,なにか魔力を持ったような数十メートルの細道を,晩夏の16時の陽光の下で撮影してゆく。

富士工場夜景(5):春日製紙,薄暗い曇天の朝。

浜松出張の前夜は,富士の工場夜景を堪能。翌朝は岳南電車を撮影した後,岳南原田駅近くの春日製紙のプラントを撮る。今にも雨が降り出しそうな空の下の「工場朝景」は,なかなか魅力的だった。併せてトラマ白夜行のロケ地巡礼も果たした。

岳南電車の朝:旧京王3000系,全3編成との再会。

浜松出張当日の朝,岳南電車を撮る。2010年の3月末以来,実に10年ぶりの探訪で,旧京王3000系と再会した。気付けば貨物扱いは終了し,会社名も岳南鉄道から岳南電車に変わってしまっていた。今にも雨が降り出しそうな曇天の朝,岳南原田駅で全3編成を撮影。

日暮里~根岸~下谷散策:無名の名建築を眺める。

2020年6月11日(木)。午前中は日暮里で打合せ,午後は入谷で現場調査。徒歩移動の間に,街並みを見て回った。尾久橋通りから斜め左方向に外れ ,荒川区東日暮里,台東区根岸を歩く。解体間近の鈴木食品工業の看板建築を撮り,下谷でも無名の名建築に出会っ…

北九州・木造アーケード(12):昭栄町に残る,昭和の世界。

2020年8月22日(土)。到津市場,筑豊商店街,枝光中央商店街,前田中央市場・堀川市場,貞元市場,若松探索に続き,昭和町の木造アーケードへ。余所者が入り込める雰囲気ではなかったが,意を決して飛び込む。明かり取りの窓のない,薄暗い褐色の世界。2…

北九州・若松散策(5):上野海運ビル,3階と外観を堪能。

2020年8月22日(土)。古びたアーケード商店街を巡る一日。若松の上野海運ビル(上野ビル)へ。旧三菱合資会社若松支店,煉瓦造の3階部分と,重厚な外観,さらには分析室と倉庫棟も見て回る。何度でも足を運びたい,北九州の名建築だ。

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