梟の島

-追想の為の記録-

鉄道

盛夏の五能線撮影(6):大間越海岸,目を疑う絶景とキハ40。

2018年8月7日(火),五能線撮影の初日,ハタハタ館での休憩の後,再び大間越海岸で,本日のクライマックスともいうべき撮影。身を削ってアプローチし,岩に立つ。空も木も岩も海も,そしてキハ40も,目を疑うような,絵のような色に染まっていた。

盛夏の五能線撮影(5):十二湖~大間越,タラコを「追っ掛け」。

2018年8月7日(火),五能線撮影の初日,十二湖のガンガラ穴の岩場から336Dを撮影。夏休みらしい絵を得た。すぐに車に飛び乗り,追っ掛け・先回り。大間越~岩館の絶景区間を,ドライブインからの有名構図で待ち構える。1本で2度以上美味しい撮影を楽し…

盛夏の五能線撮影(4):あきた白神~岩館,トップライトの下。

2018年8月7日(火),五能線撮影の初日も正午を過ぎた頃,あきた白神~岩館の撮影地で,岩館折り返しの223D・224Dを撮影する。危うく撮影地へのアクセスをミスする寸前だったが,直前に気付いて事なきを得た。五能線・岩館側の夏模様を,記録と記憶に強く…

盛夏の五能線撮影(3):十二湖・森山,賽の河原にて。

2018年8月7日(火),千畳敷の俯瞰撮影地を後にして,十二湖~陸奥岩崎のガンガラ穴,賽の河原の撮影地へ一気に移動した。植物という生命が,死を意識せざるを得ない景色の中で,ひときわ強くその緑色を主張している。それゆえに,屋根の落ちた祠の佇まい…

盛夏の五能線撮影(2):千畳敷のビビッドな朝。

2018年8月7日(火),旅は4日目,五能線撮影は初日。千畳敷の岩盤質の海岸で朝食のパンを頂く。風合瀬~驫木で快速列車を撮影した後,再び千畳敷の展望台に戻り,駅に停まる列車を俯瞰撮影。タラコのキハ40と,濃青の海,清澄な朝の一幕。

盛夏の五能線撮影(1):鳴沢,大戸瀬の涼やかな朝。

2018年8月7日(火)。博論最終版提出直後の旅立ち。下北・津軽半島を3日かけて周遊し,この日からは五能線の撮影だ。前泊地の十三湖から移動し,鰺ケ沢~鳴沢の有名撮影地,そして大戸瀬~千畳敷の田野沢陸橋で,久々の鉄道撮影を開始。夏の朝の大きな景…

晩秋の只見線(2):宵闇迫る鉄路,秋にさようなら。

2018年11月11日(日)。野沢~上野尻で磐越西線の撮影を終え,会津若松への帰路,藤大橋でスナップショットを撮る。そして,会津柳津~会津坂本の第一八坂野踏切で,430Dを撮影。これにて全撮影を終了し,無事に帰京。晩秋の会津にて,良い記録・記憶を得る…

晩秋の磐越西線(6):野沢~上野尻,郷愁とススキとキハ40と。

2018年11月11日(日)。只見線から再び磐越西線に戻ってきた。233Dは野沢~上野尻の撮影地,野沢駅近くの国道のオーバークロスから,ススキに線路脇を飾られた郷愁あふれるストレートで仕留める。15時20分だが,もう黄昏時のような空気感だった。

晩秋の只見線(1):絶景,第一只見川橋梁の紅葉。

2018年11月11日(日)。磐越西線・野沢~尾登の撮影から転戦し,只見線の定番スポット,会津桧原~会津西方の第一只見川橋梁の俯瞰撮影地へ向かった。終始曇天だったこの旅程で,ついに太陽が味方した。紅葉はまさにピーク。絶景の大舞台を,東北色の3連が…

晩秋の磐越西線(5):尾登駅付近でロケハン,黄色の舞台にて。

2018年11月11日(日)。五十島~三川の阿賀野川御前橋梁から,尾登駅付近まで232Dを追っ掛け。余裕をもって先回りし,久々のロケハンを行い,オリジナルアングルで再び迎え撃つ。野沢~尾登,昼下がりの陽光に染められた黄色の舞台を,キハ40がのんびり駆け…

晩秋の磐越西線(4):キハ40,阿賀野川御前橋梁を渡る。

2018年11月11日(日)。五十島~三川の阿賀野川御前橋梁で,232Dを迎える。横アングルと正面アングルの二手に分かれての撮影。晩秋らしい暖色の,額縁のような舞台の中を,新潟色のキハ40が2連でのんびり走ってゆく。

晩秋の磐越西線(3):大巻橋梁,黄葉とキハ40と。

2018年11月11日(日)。舞台は黄葉のピークを迎えた磐越西線。徳沢~豊実の定番撮影地,大巻橋梁を,線路とは対岸にあたる459号線沿いの駐車場から望む。練習列車のキハ110,そして本命のキハ40を撮影。咄嗟に追い掛け,豊実駅そばの船渡大橋で,渓流の彼方…

晩秋の磐越西線(2):キハ40,清秋の朝をゆく。

2018年11月11日(日)。出発は出遅れたが,尾登~荻野の利田踏切と,山都~荻野の大谷川橋梁のサイドアングルで,紅葉・黄葉真っ盛りの磐越西線を撮る。今日も今日とて曇天だが,晩秋の渓谷のしっとりとした朝を,PENTAXらしい発色の写真に収めることができ…

晩秋の磐越西線(1):徳沢橋梁と,当麻橋梁と,キハ40。

2018年11月10日(土)。週末の1泊2日で,磐越西線の撮影へ向かった。昼の上り232Dを,黄葉真っ盛りの徳沢橋梁で捉える。只見線への転戦はまさかの失敗に終わったが,夕刻の233Dは日出谷~鹿瀬の当麻橋梁でぎりぎり撮影成功。かのせ温泉赤崎荘に入浴し,若…

和田岬線の朝(3):スカイブルーの103系に愛を込めて。

川崎重工付近の踏切で,朝の三本目の列車がやって来た。定番の編成写真だが,最高の光線状態で103系を撮影できたのが実に嬉しかった。折り返し列車は,川崎重工の門の近くから撮影。4往復目は2号線の北側の踏切にて,最高の撮影となった。名残惜しく後ろ髪…

和田岬線の朝(2):103系,色濃い朝陽に照らされて。

一番列車は和田岬駅に到着。停車時間は短い。次なる客を迎えに,兵庫駅に帰らなければならないのだ。兵庫駅側の踏切に先回りして撮影する。二番列車の往復は兵庫運河を渡るところを材木橋から,そして川崎重工付近の踏切から後追いで撮影する。鋼鉄車の質感…

和田岬線の朝(1):一番列車,103系の「正面ギラリ」。

サンライズ出雲・瀬戸で東京を発ち姫路へ。大阪出張の前に,和田岬線の朝の列車の撮影を遂行する。曇天の予報だったが,7時前に,予想外の浅い朝陽が差し込んできた。そして一番列車103系が遠くに姿を現し,正面から強烈な陽光を浴びながら和田岬駅にやって…

いすみ鉄道撮影記(5):キハ52・キハ28,菜の花に包まれた小駅にて。

城見ヶ丘駅付近の第二船子踏切で,4本目の急行の撮影。キハ52を先頭にカーブで撮影した後,城見ヶ丘駅を発ち,菜の花に彩られた長い長いストレートを走るキハ28をゆっくりと見送った。自転車を返却し,一路新宿へ。初の3人→4人での酒宴。充実した一日は筋…

いすみ鉄道撮影記(4):キハ28・52を,小俯瞰で眺める。

西畑~総元の俯瞰撮影地で,キハ28・52を撮影。花曇り,森を抜ける古参気動車のスローライフである。その後いすみ300型の2連を,同じ俯瞰ポイントと,総元~久我原のS字カーブで撮影。菜の花はまさに見頃,房総の春の情景が広がっていた。

いすみ鉄道撮影記(3):キハ52・28,総元~西畑の小さな踏切にて。

城見ヶ丘付近の,大多喜街道のオーバークロスを発ち,南へ向かう。まずは道中,東総元~久我原でいすみ350型を撮影。さらに自転車を走らせて,厳しい登坂の後に辿り着いた総元~西畑の小さな踏切で,森を抜けるキハ52・28を撮影。

いすみ鉄道撮影記(2):キハ28,菜の花に彩られ,城見ヶ丘へ。

城見ヶ丘付近の,大多喜街道のオーバークロスで,待つこと数分。キハ28が,菜の花に両脇を彩られながら,長いストレートを駆けてくる。柔和な表情の古参気動車とのファインダー越しの対面は,高山本線以来,実に9年ぶり。感動的であった。

いすみ鉄道撮影記(1):序章,キハ52・28との再会。

2019年3月30日(土)いすみ鉄道の急行を撮影。折角なので昔ながらのスタイルで挑むことに決定。大多喜でレンタサイクルを調達して,大多喜以西の山間区間で1日を過ごすことに決めた。久々に老兵と再会した後,1本目の撮影に向けて城見ヶ丘のオーバークロ…

185系,昼下がりの東京駅にて。

工場夜景の撮影に川崎へ向かう道中。ちょうど踊り子106号・185系が終着の東京駅に入線したので,ホームで撮影する。午後3時のコントラスト。令和に遺る,昭和の傑作である。また機会があればじっくり撮影してみたいと思う。

磐越西線撮影旅行(18):去らば新津のキハ40,去らば青春時代。

惜別乗車の後半は,車内のディテールを撮ってゆく。馬下で新新潟色の236Dと交換し,夕陽に染まる車中の景色を撮影。いよいよ,新津のキハ40との訣別の時。非日常に彩られた20代,青春時代との訣別,新たなフェーズの幕開けをも意味する,そんな「最後の旅路…

磐越西線撮影旅行(17):新津キハ40,惜別乗車のはじまり。

会津若松から新津まで,新津のキハ40の惜別乗車。磐越西線233Dは新潟色の2連だった。旅人や鉄道ファンが多く比較的賑やかな車内だったが,酒盛りもしつつ,最後の旅路を楽しむ。思い入れのある区間の車窓を噛み締めつつ,津川駅に到着した。

磐越西線撮影旅行(15):急行色・新新潟色,豪雪の上野尻をゆく。

新津キハ40,最後の走行写真の撮影。「急急コンビ」を陸橋東側から,また新新潟色の2連は陸橋上から「面縦」。容赦ない降雪。酷烈な冬の日常の情景の撮影に,絶不調の身体に鞭を入れながら挑む。地方での徒歩鉄の厳しさを,最後の最後まで痛感させられる,…

磐越西線撮影旅行(14):上野尻の陸橋は吹雪,キハ40新潟色の2連がゆく。

上野尻駅から徒歩20分ほど,野沢~上野尻の陸橋撮影地にて,まずは新潟色のキハ40・2連を後追い撮影。列車は雪煙を巻き上げ,ホワイトアウトしかけた視界の中に,あっと今に消えてゆく。

磐越西線撮影旅行(13):上野尻駅,雪の朝。

新津のキハ40との惜別の一日がついに始まった。体調不良の中,若松から上野尻まで移動し,早朝の222Dを駅のホームで待つ。雪の中,薄明の駅に,新新潟色がやって来た。ホームには,女性客が1人。繰り返された日常も,いよいよ過去のものになろうとしている。

磐越西線撮影旅行(12):東北色キハ40,会津若松の夜。

急行色のキハ40が野沢に向けて出発した後は,20時10分発の只見線,東北色キハ40を撮影する。今回は只見線とは縁が無かったが,これが撮り納めとなる。磐越西線のキハ110との並びは,まるで世代交代を目前にした先輩と後輩の対話の瞬間を見ているかのようだっ…

磐越西線撮影旅行(11):急行色,若松駅の夜の42分間。

伝統のツートンカラー。 2020.02.08 会津若松駅 夕刻の会津若松駅にて,新新潟色のホーム撮りを堪能。 anachro-fukurou.hatenablog.com くはね夫婦と4人で,居酒屋「作蔵」にて,酒宴。会計を済ませ,再び目指すは会津若松駅のホーム。そう,1900着の236Dが…

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