千鳥橋上から,東側を遠望する。2017.03.18
2017年撮影分。川崎の工場夜景の定番所をサクッと紹介してゆこう。
撮影地は,お馴染み「千鳥橋」の橋の上。工業車両が通過すると揺れてしまい,ロングシャッターが切れなくなる。交通量の少ないタイミングを見計らっての撮影が必須だ。
地面にへばりつくような発光体。
マッシヴ。初春の鼠色の空を背に,怪しげに光る。
川崎随一の「フレアスタック」は,反対側,水江運河からも拝むことができる。
「JAPAN COAST GUARD」の文字も見える。
東亜石油の製油所が見えているが,この最高の被写体には,陸上からはなかなか接近する事が出来ない。どうにか望遠で絵にする。
橋の袂では,「ゴオオオオオ」という轟音とともに,巨大な生物が呼吸している。
水蒸気の屏風を背に,その存在感は一層際立つ。
この緑色が,肉眼の印象に最も近いかもしれない。実際はもっと暗いのだが。夜に生きる者たちの仕事はまだ始まったばかりである。
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