
冬空に佇む。 2016.01 昭和マーケット
強風に白熱灯がゆらゆら揺れる,或る休日の昼下がり。川崎市某所,現役バリバリの昭和マーケットも今日はお休みということで,ゆっくりと堪能した。

正面から中を覗くと,たちまち時空が歪む。青果店の店舗用の台の雰囲気が良い。

非常ベルの落命。

風に揺られる裸電球。

見上げれば,ディテールや看板,至る所に年季の入った要素。

屋根はまるでステンドグラス。

昭和91年,冬。

住宅はほぼ現役だが,店舗はそうではないようだ。トラスは大きく撓んでいる。

「スキー毛糸」の看板は良く見るが,現役はほぼお目にかかれない。

平面計画はL字型で,短辺側の屋根は片流れ。梯子が乗っているのが見える。
その2へ続く。