2本目。 2022.08.01 甘木
8月1日(月)。長崎出張の前日,有休を使って散策を実行する。荷物を置いたまま早朝に久留米のホテルを発ち,朝倉市甘木にやって来た。
▼その1はこちらから。
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甘木のアーケード,念願の探訪である。
1本目の光が美しくて,暫く恍惚としていた。
何処とも雰囲気の異なる,唯一無二のアーケード。
屋根を透かした夏空の美しさ。
嘗て内壁だった壁たち。
さてその奥に…あれ…!もう1本あった!
先入観で,勝手に1本と思い込んでいたので,これは驚いた。確かに先人の写真の事を思い返すと,そういえば確かに1本では辻褄が合わない気がする。そして先程,本町から見たアーケードの北側の入口は,当然ながら1本目ではなく2本目のほうに繋がっている訳だ。
「メインディッシュ」に関しては極力下調べをしないようにしているので,こんなことも起こり得る。実に嬉しい誤算だった。
期せずして始まった「延長戦」を楽しむ。こちらの道には看板が無く,不思議な空間だ。
それゆえに,構造の美が引き立つ。
窓も抜けている。
夏の朝ならではの,北側からの光。
控え目の意匠。
建物が抜けた箇所は鉄骨柱でアーケードを受けている。
南側から北を見る。
陽が翳ると,白のイメージが強まる。
空は広い。
やはり反復は美しい。
緑の差し色。
はりぼての裏。椿井市場を思い出したり。
整然。
これだけ幅が広いのに,均整がとれている。非常に秀逸なデザインなのではないだろうか。
通学路。
妻壁。
名残惜しい…。
最後には8月の太陽が,空間を再び鮮やかに染め上げてくれた。
そうか,ここに繋がる訳か…納得した。
これにて念願のアーケード撮影を終え,駅に戻る。
列車の時間はまだ少し先なので,ふらふらと歩く。
スナックが点在。
混ら無い。
まばらな街灯。
大通りへ。
西鉄甘木駅。
改札を通り,空いた上り列車で西鉄久留米へと戻った。
久留米散策その1に続く。
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