逢魔時。 2022.10.19 足利
10月19日(水),足利出張前は藪塚と太田を散策。
▼その1はこちらから。
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出張仕事は想像よりも少し長引いたため,足利市駅で解散となった時には既に日没が間近に迫っていた。
足利は,2月の散策で広範囲を歩いていたため,今回はその時に漏れた小さな一角を歩くことに決めた。
中橋は渡らずに,河川敷を西へ。
今まで中橋しか渡っていなかったので,渡良瀬橋を渡るのは初めてだった。
太陽は既に,雲と山の向こう。
一瞬,垣間見えた。
さらに西進。河岸の北側の街を小俯瞰。
下りてみる。
秋の装い。
この時間だが,街灯が少ないからか,仄暗い印象だった。
織姫橋をくぐり,さらに西へ。線路際にある,緑に覆われた建物。
谷醫院が見えた。
封鎖された踏切があった。
栄町と緑町の境にある,小さな踏切を渡り,線路の北側へ。
ここから右手に曲がることにした。
何となく空気が重い気がしたが,何故だろうか。
線路の南側からは一段下がっている。
描に見守られ,或いは見張られながら,先へ進む。
日没は過ぎた頃だろう。
人の気配があまり感じられないが,息をひそめているような感じもする。
時代が遡る。
電柱も街灯も少ない。道路が舗装される前から,同じような眺めだったのかもしれない。
小さな一角だが,感覚器を刺戟される道だった。
その周辺をうろうろと歩く。
蔵。
振り返るともう,黄昏時だった。
その10に続く。
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