梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

磐越西線撮影旅行(17):新津キハ40,惜別乗車のはじまり。

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最後の旅。2020.02.09 会津若松駅

 

会津若松に戻り,朦朧として栄螺堂を観光。

anachro-fukurou.hatenablog.com

 

会津若松の待合室で体力の限界を迎え,暫く眠っていると,気付けば乗車する233Dの発車の15分前になっていた。諸々を調達してくれた3人と合流して入場すると,ホームには既に新潟色の2連が停車中だった。

 

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先月の羽越本線惜別乗車時は小牛田からの転属車だったが,今日は生粋の新津車,4人掛けのボックスシートが2列並ぶ形だ。

 

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曇天。弱い霙が舞っていた。朦朧としながらも,何とか撮影してゆく。

 

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隣の3番線には只見線が到着。東北色のキハ40も,これで遂に,本当に,見納めとなる。お世話になった。去らばだ,ありがとう…。

 

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横顔。心なしか寂しげに見える。

 

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いよいよ,最後の旅の始まりである。


1431会津若松発,233D・新津行。車内はなかなかの混雑で,当初の狙いのように,ボックスを2箱横並びで取ることは出来なかった。塩川以外の途中駅を通過した後,喜多方で半分ほど乗客が降り,ようやく横並びでボックスを2つ確保することができた。進行左側に男性陣,右側に女性陣という形に分かれ,非電化区間の旅路を楽しむ。

酒は榮川のAIZU LIMITEDシリーズの3番目「Z」。小洒落た現代風のデザインの箱だが,味はとても上品で良くまとまっていて,かつ主張もしっかりあり,美味である。東横インウォーターサーバーから頂戴した紙コップでこれをちびちび飲みつつ,つまみも食べつつ,撮影地の記憶を思い出しながら,一駅一駅,車窓に別れを告げてゆく。

キハ40が引退した後,この区間に来るのは,SLばんえつ物語をターゲットとする場合のみになるだろうか。それもやや非現実的なように思う。実質これが今生の別れだと思いながら,徒歩や車で通った,そして鉄道車内から眺めた景色を噛みしめる。荻野,尾登のあたりから徐々に積雪と降雪が増えてゆき,野沢から先は朝と変わらないような天候だった。やはりこの数駅の,数キロの距離が,気候・天候を大きく隔てているのだろう。自治体としてもちょうどここに喜多方市西会津町の境界があるわけで,このあたりに見えない「壁」があるように感じた。一駅一駅,各区間に思い入れがあるので,車窓を眺めていると時間が経つのはとても早く,列車はあっという間に福島県から新潟県へと入った。車窓の阿賀川阿賀野川へと名を変える。徳沢,豊実日出谷鹿瀬あたりで,ようやくテンションが落ち着いてきた。

津川駅での7分間の停車中には,くはね氏と2人でホームに降りて暫し撮影。

 

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乗客の殆どは旅行者,その多くは鉄ヲタのようで,ホームはかなりの賑わいようだった。人が引くタイミングを見計らって撮影し,どうにか「日常」の情景に近付ける。

 

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必ずしもこの線区に流れる日常の「時間」を味わうことは出来なかったが,これはこれで良いだろう。ヨメ氏達2人の居るボックスシートをホームから撮影するなど,楽しいひと時を過ごした。惜別乗車も,残り1時間である。

 

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その18へ続く。

 

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