223Dの撮影を終えて,次の224Dまでは15分ほどである。時間が開くようで,この程度の待ち時間はほんの一瞬だ。
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同じ場所で撮るからには,異なるアングルを模索したい。S字カーブの最も踏切に近い所の線路手前に,こんもりとした障害物があり,これをアングル内に入れるのはあまり望ましくない。最後の最後までとことん悩む。降雪は223D通過時と比べるとかなり弱まっており,阿賀川の川面も見えて来た。熟考の末,最終的に,縦構図で奥の変曲点付近を撮り,画角はほぼそのままカメラを横構図に持ち変えて手前で撮るプランに決定した。そう決めたとほぼ同時に,新新潟色の2連がシグモイドの彼方から顔を出した。
ファインダー越しでも肉眼でも,見惚れるほど美しい銀世界。
その中に,新新潟色の鮮やかな赤。何という色彩的調和だろうか。この塗色の真骨頂を見た。
40歳の気動車と,目が合った。
難易度の高い2アングル撮影は,どちらも大成功。
人里遠い雪の中。喜びの声が大きく漏れたのは言うまでもない。
その6へ続く。
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