梟の島 -叙情的叙景詩-

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羽越本線沿線散策(7):岩崎集落,府屋駅西側の住宅街,「芦谷セット」。

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高低差。 2021.11.03 村上市岩崎

 


11月3日(水祝)。急遽決まった酒田出張の前日,羽越本線沿線の集落を巡ることにした。早朝は鉄道・徒歩移動で,寝屋と鵜泊の集落を歩いた。その後は鶴岡で車を調達し,加茂,由良,三瀬,小波渡,温海乙,大岩川,小岩川,鼠ヶ関と巡ってきた。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

鼠ヶ関を発ち,早朝の勝木駅以来,6時間ぶりに新潟県に戻って来た。

ところで,記事の編集のために地図を見返していたら,鼠ヶ関の少し南,新潟県としては最北の「中浜」という集落の存在を完全に見落としていたことに気が付いた。SVを見る限り板壁の古い家屋が多く,良い雰囲気の集落のようだ。何たる失策。結論から言うとこの日は桑川にも辿り着かずに日没を迎えているので,村上~鼠ヶ関はもう一度,願わくは晴れた夏の日にでも再訪したいと思う。

さて,気を取り直して,岩崎の集落を歩いた記録から紹介してゆく。

 

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7号線から集落に切れ込む。

 

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道幅は広く,静かだ。

 

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14時台だが,晩秋の陽射は鮮やかで美しい。

 

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鮭。

 

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日本海はすぐ目の前。

 

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誇らしげに空を指す煙突。

集落は400mほど南北に続いている。7号線に並走する表通りを歩いてきたので,復路は山側(線路側)の路地を歩く。

 

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ここからは完全に未知の世界。細い路地に心躍る。

 

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斜面の途中に路地があるような格好で,山側の家は石垣の上に建っている。

 

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海際の集落とは思えないほど,道には小さな坂がある。

 

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蔵と一体の屋根を掛けた家。

 

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奥が7号線,手前が先程歩いた表通りである。

 

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路地を北へ歩く。

 

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海を見る家。

 

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加茂から鼠ヶ関まで見て来た山形の景色と,ここの景色。同一の文化圏内に属しているとは思うのだが,やはり明らかに雰囲気が違う。

 

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新潟県内のほうが一段階,時代を遡ったような感じがするのだ。

 

これにて岩崎を発ち,大川を挟んで隣接する府屋の集落へと向かった。

しかし府屋は立派な街である。中心街は駅の東側に広がっているのだが,これをすべて網羅的に歩いている時間はない。

 

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この日は線路の西側の小さな一角のみを歩くことにした。

 

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ランダムに敷かれたような道路。

 

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何となく,家・街の「格」のようなものを感じた。

 

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カーブ。

 

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ここも高低差がある。

 

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Y字路。

 

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良い分岐だ。

 

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コンクリートブロックの見える,不思議な意匠の建物。

府屋は中心街,南西に離れた漁港のあたりも含め,いつか必ず再訪しよう。来年度も酒田出張が入る事に期待である。

府屋を発ち,早朝に歩いた寝屋漁港,鵜泊の集落を横目に,さらに南を目指す。7号線から分岐した345号線で,引き続き日本海の沿岸を走ってゆく。

 

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勝木~越後寒川間の屏風岩隧道。下り線のみのトンネルである。

 

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屏風岩トンネルの少し先で,345号線は山側(南行)のみロックシェッド(洞門)に入る。これは嘗ての羽越本線の遺構,その名も「芦谷セット」だという。シェッドではなくセットと読ませるところに時代を感じる。

 

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50年近く前まで,非電化時代の羽越本線がここを通っていたのだとか。現在の羽越本線はさらに山側,複線の芦谷トンネルを通っている。

 

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いかにもカーブの塩梅が鉄道らしく,運転して通るだけでも楽しい道である。

 

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車の来ないタイミングを見計らって,素早く撮影。法定速度(もしくはそれ以上)で車がすっ飛んでくるので,本当に危険である。ロックシェッド内には絶対に入らないように。どうしても車を降りて楽しみたい方は,距離をとって遠くから眺め,望遠レンズを使って撮影することを強く推奨する。

 

さて,慣れ親しんだ場所を目指し,南へと再出発。ここから先は時間との戦いである。

 

その8へ続く。

 

 

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