五能線撮影は3日目,長旅もいよいよ最終日である。今日も今日とて4時45分に起床,流石に連日の疲れが蓄積しており,最も眠い朝となった。
朝食前に一度,朝の撮影のためにペンション深浦を抜け出して,まずは一路,追良瀬~驫木間の塩見崎へ向かう。
塩見崎は昨日,手間側の俯瞰撮影で痛い目に遭ったのだった。
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この時に通った未舗装道を,今日はそのまま直進。岬に出る直前の空き地までは車でアクセスできるので,比較的容易に到着した。太陽はまだ山の向こう,空は雲がかかっていて,ちょうど線路のある波打ち際の海が褐色を呈しており,少々残念な印象。しかし2823Dが通過する6時すぎまでにこの色は少々持ち直し,一帯は薄い水色に包まれた。
薄い朝霧のむこうから,白の列車がやって来た。
雲の切れ間から,生まれたての朝日が,薄い角度で降り注ぐ。
波打ち際を泳いでゆく。
この断崖は,どこから撮っても絵になるものだ。
昨日は画角左上の藪の中に居たと思うと,自分のことながらクレイジーである。
夏の涼しい朝の一幕である。
その18へ続く。
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