梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

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五能線キハ40,最後の秋(12):朝冷えの陸奥柳田,淡く焼けた空と国鉄型。

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朝焼け。 20.10.31 五能線 陸奥柳田北金ヶ沢

 


2020年10月31日(土)。前日は鶴泊~板柳で朝練。午後は鳴沢~鰺ケ沢と驫木追良瀬で2828Dを迎えた。その折り返し・2835Dは,驫木駅発車のストレートと北金ヶ沢の陸橋,鳴沢駅で撮影。夜は板柳駅五所川原駅で夜の列車交換を撮影した。

▼その1はこちらから。 

 

翌31日は5時15分頃にチェックアウト。まだ辺りは真っ暗である。気温は8℃程度だっただろうか。

今回は,「秋の五能線」を追い求める撮影行である。さて,この「秋らしさ」とは何かを,計画の段階から熟考していたのだが,一つ軸になるのはもちろん「秋の海」になるだろう。そしてもう一つの軸は,「山線としての五能線」を写すということだと結論が出た。すると撮影区間は,鰺ケ沢界隈と八森界隈が候補となってくる。この日の朝は鰺ケ沢界隈,越水から北金ヶ沢の間を行き来して,多くのアングルを試す計画である。

今回,手持ちの2019年の時刻表を見ながら計画を練ってしまったので,当初は鰺ケ沢始発の821Dを鳴沢で仕留めてから西に向かい,北金ヶ沢陸奥柳田付近で520D・2823Dを仕留めようとしていたのだが,2020年3月のダイヤ改正で,どういう訳かこの520Dと2823Dの時刻が早まってしまった。前夜の最終確認で821Dからの「梯子」が掛からないことに気付いたので,仕方なく821Dは捨てることにした。そこでまずは,鳴沢~越水間の「やまなみロード」の跨線橋から見下ろすアングルの下見へと向かう。ちょうど現地に着く頃,予定どおり空は白み始め,景色を視認することが出来るようになった。線路際の雑草など,構図の邪魔になる物がないことを確認し,構図として申し分ないことを把握。520Dの撮影に向け,陸奥柳田北金ヶ沢間,最も柳田駅側に位置する陸橋へと向かった。

この陸橋もストリートビューでロケハンしたオリジナル撮影地であるが,いざ着いてみると,構図の左手前の家が想像以上に目立っていた。これを構図の外に追い出した望遠アングルと,大きく開いた広角のアングルを,2台のカメラでそれぞれ準備した。日の出からまだ15分ほどしか経っていないので,あたりは想像以上に暗いままだったが,山際の空は朝焼けで橙色に,雲は薄い桃色に色付いていた。

朝の空気を切り裂くように,2つのヘッドライトが,カーブの向こうからファインダー内に飛び込んできた。

 

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軌条を光らせる。

 

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一番列車が,朝を告げる。

 

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正対。

 

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広角側のシャッターのタイミングが気持ち遅れてしまったが,及第点か。

咄嗟に反対側に回って後追いを撮影。

 

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ジョイント音が,静かな里山にこだまする。

 

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この陸橋の反対側のアングルは,当初はあまり期待していなかったのだが,現地で見てみると線区の郷愁が感じられて,なかなか良い構図だった。

 

その13(陸奥赤石~鰺ケ沢,秋色の森を抜ける)へ続く。

 

 

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