梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

五能線キハ40,最後の秋(7):嵐の夕刻,驫木駅を発つ。

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嵐と戦う。 20.10.30 五能線 驫木風合瀬

 


2020年10月30日(金)。10時からの現場調査の前に,一番列車・822Dに弘前から乗車。鶴泊~板柳で,朝の4連821Dと快速3524D,2823Dを撮影。現場調査後は鳴沢~鰺ケ沢の撮影地で2828Dを撮影,さらに車で先回りして驫木追良瀬で再び2828Dを迎え撃った。

さて,2828Dの折り返し列車・2835Dは,驫木駅のストレートの風合瀬側で待ち構えることにした。

まずはロケハンで,ベストアングルを探す。

 

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相変わらず空は荒れ模様,雨こそ降らないが,暗い雲がものすごいスピードで流れてゆく。

 

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最終的に,海を右手に見て,画角の左中央奥に驫木駅,ストレートを走って来る列車が左カーブして,自分の右側を通り抜けてゆくような構図を選択した。

予想に反して,このストレートには線路際のススキや枯草が無かった。波飛沫が絶えず当たる場所なので,植物にとっては酷烈な環境なのだろうか,あるいは人の手が入っているのだろうか。

太陽は隠れているのだが,上空の雲が薄いため,視界は鈍い橙色に染まっている。やはり風が強い所為で,低い雲が複雑に千切られ,その灰色のシルエットが白い空にはっきりと浮かんでいる。

 

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そんな中,キハ40は塩見崎側から続くトンネルを飛び出し,その姿を現した。 

 

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無人驫木駅に,しばらく停車する。

 

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依然として海は荒れていて,駅のすぐ手前のテトラポットでは,荒波が白く砕けている。

 

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晩秋の嵐。

 

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驫木駅を発つ。

 

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長い長いストレートを,懸命に走る。

 

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老齢の気動車が,ゆっくりと向かってくる。

 

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無心にシャッターを切る。

 

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逆光気味の光線状態ならではの質感。

 

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そしてカーブに差し掛かる。

 

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ベストショット。

 

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唸り声を聴きながら。

 

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東へ。

 

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緩やかなカーブを抜ける。

 

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小さいトンネルを抜け,風合瀬へと走り去っていった。

この区間はもともと,逆光を絵にすることを狙って計画していた撮影地だった。2828Dに続き,イメージにかなり近いカットを得ることが出来て,満足である。

 

その8(夕冷えの北金ヶ沢)へ続く。

 

 

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