梟の島

-追想の為の記録-

東中野・純喫茶ルーブル,2020年3月訪問。

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ウィンナーコーヒー,美味。 2020.03.15 純喫茶ルーブル

 


定期圏内の純喫茶はだいたいマークしており,気になっている所は近々訪れようと決めていた。コロナ禍が本格化する直前,3月15日,ふと思い立って東中野ルーブルへ。

日曜の16時台。席は6~7割は埋まっており,なかなか盛況であった。

 

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ほぼ中央の席に陣取って,店内を見回す。

ゴムの木が懐かしい。品種こそ違うが,祖父の家にあったなぁ…葉っぱを取って付け根を水に浸しておくと,そのうち根が出てくる。不思議に鮮やかな記憶だ。

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純喫茶では床を見る,これは必須。

 

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リプトンの紅茶の缶,なかなかに年季が入っていて美しい。店の暖色系のトーンともマッチしていて,魅力的だった。

ウィンナーコーヒー(記事最上部の写真)を美味しく頂いた。かなり味が濃くて強く,パンチがあるが,癖になる感じだった。コーヒーには疎い(実のところカフェインの刺激が強すぎると稀に偏頭痛を誘発してしまうのだ)のだが,こういった道も奥が深くて面白そうだ…。

ふと思ったが,プレゼンの上手い(すなわち「賢さ」のある)知人友人が居て,その人が特定の分野に精通していれば,そういった知人が居れば居るほど自分の人生というのは豊かになるのだろう。自分にとってのコーヒーのように,まだ疎いがちょっと興味はある,そんな分野を的確な視点から俯瞰した「概説」を語れる人間を程よく近いところに欲しているのだろう。本当に興味のある分野はネットや本の情報から自分でいくらでもこじ開けられるのだが,その周辺,興味関心の「裾野」の部分にある情報にアクセスするには,「外発的動機付け」が一定程度必要なのだ。

 

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客の入れ替わりのタイミングで,ちょうどいいアングルが撮れたのは僥倖であった。

 

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ささっと入店してしまったので,退店時に外観を撮影。

 

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この写真,店のガラスに「ルーブル」の店名が描かれているのが見えた方はいるだろうか。実際は銀の文字で描いてある。よく磨かれているので,反射して全く見えない。

 

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店の横にはムーンロード。多くの建物が解体され,歯抜けになってしまっていたのが残念であった。この閑寂の商店街を通り抜けて,東中野駅に戻り,帰路に就いた。

 

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