梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

市原・素掘り隧道(1):柿木台第一・第二トンネル。

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黒のフレーム。2017.06.18 柿木台第二トンネル 

 

2017年6月。前日は,水没電柱でお馴染みの江川海岸を見に行った。

翌18日は,市原市,飯給~月崎の林道に静かに佇む隧道群を巡った。

 

木更津から409号線で上総牛久に抜け,その後は県道81号線を南下する。

 

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移動中,ちょうど高滝駅の少し北で小湊鉄道の下り列車が来る時刻となったので,車を停めて迎え撃つ。紫陽花があったので,スナップショット的に撮ってみた。

この日は雨予報。ちょうどこの列車が通過する頃,小雨が降り始めたのを覚えている。

 

さて,再出発して,里見を過ぎ,飯給の信号で右折。飯給駅を超えて,左折。「房総ふれあいの道」とも書かれている,まるで私道のような道幅の林道に切り込んでゆく。

暫くは里山風景が続くのだが,小湊鉄道の小さな踏切を超えたあたりから林道は徐々に人里を離れ,いよいよ森に入る。緩やかな左カーブを曲がると,柿木台第一トンネルのポータルが待ち構えていた。

 

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迫力のある断面に,少し怯む。

 

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明治期に掘られた素掘りの隧道へ,誘われるままに入ってゆく。

 

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将棋の駒の形をした断面は,「観音掘り」というらしい。

 

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細く長く狭く暗い,独特の空間。遮蔽された,不思議な静寂。

 

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リズム感。

 

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駒型の竹林を望む。

 

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隧道の南側から,後方を振り返る。狭隘な素掘り隧道。車で通過する時のエンジン音の反響の具合がとても不思議であった。

 

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車を少し走らせると,続いて柿木台第二トンネルが姿を現す。狭く短い穴へ,吸い込まれる。

 

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振り返れば明るく,隧道内は漆黒。

 

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レンタカーを少し構図に入れてみる。依然として離合は厳しい道幅である。

 

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額装された緑の世界。

 

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狭く短い穴は,まるで来るものを吸い込もうとしているかのように見えた。

 

※2020年現在,永昌寺トンネル側が通行止めとの情報あり。第二トンネルには至れない可能性があります。

探訪の際はくれぐれも御注意ください。

 

その2(永昌寺トンネル)へ続く。

 

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