梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

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いすみ鉄道撮影記(1):序章,キハ52・28との再会。

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(老兵との再会。2019.03.30 大多喜駅

 

2019年。1月中旬頃から,くはね氏と久々の撮影旅行を計画し,年度末の複数の日程と行先の候補を検討していた。最終的に,日程を3月30日(土)に確定し,いすみ鉄道の急行をターゲットとする事に決めた。車や撮影後の酒宴の事情なども勘案し,折角なので昔ながらの徒歩鉄スタイルで撮影行を敢行することに。急行2往復,計4本の撮影用の撮影地をリストアップした結果,大多喜でレンタサイクルを調達して,城見ヶ丘から西畑の間を移動しながら1日を過ごすことに決めた。全ての行程が固まったのは,前日の夕方頃だった。

当日朝は東京駅0901発のわかしお号,京葉線ホームの1番線で待ち合わせ。ちょうど1年ぶり,3月30日の再会を喜びながら,対話が弾む。京葉線の特急に乗るのは一体いつ以来だったのだろう…全くと言っていいほど前回の記憶がない。まさか初めてだったのだろうか。大原までの所要時間は1時間12分。房総半島は「巨大」であるという印象が拭い切れないので,この所要時間はとても短く感じた。曇天の車窓は京葉道路と工業地帯に始まり,瞬く間に房総の田園風景に変わり,あっという間に大原駅に到着。

大原1021発,いすみ鉄道の車内はかなりの混雑だった。というのもこの日が,長らく続いたムーミンいすみ鉄道のコラボレーションの最終日だったらしい。鉄ヲタのみならず「ムーヲタ」も混じっていたのだろうw 車窓の菜の花を楽しみながら,30分ほどで大多喜駅に到着した。

駅とその周辺も,想像以上の人だかり。下調べの通り,レンタサイクルは駅の向かい側の観光協会で借りることが出来た。幸い,雨に降られることは無さそうだ。花曇りの旅路のはじまりである。

ちょうど駅の車庫からキハ52・28が出庫するところだったので,借りた自転車をいきなり駐輪スペースに停めて,まずは線路脇からキハを撮影した。キハ52とは,2012年9月に一人旅で撮影した時以来,すなわち6年半ぶりの再会である。

 

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近くで見ると,塗装の傷みが良く分かる。そういえばこの撮影のすぐ後に,塗装更新(変更)が行われたので,この日このタイミングで首都圏色のキハ52の記録が出来たのは良かった。

 

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入線。

ここから先回りして,夷隅川を渡り,大多喜街道の,城見ヶ丘駅付近のオーバークロスへと自転車を走らせた。自転車に乗るというのも久々な気がするが,一体いつ以来だったか…ぱっと思いつくのは2013年12月の小湊鐡道,同じくくはね氏と二人で,里見駅の駅チャリを借りて,上総大久保以東まで力走した日の記憶であるが,これ以来だとすると5年以上ぶりか。撮影等の旅行で車を使うようになってから,自転車を用いるケースが全く無くなっていたことに今更ながら気付き,驚いた。その点でもこの日の撮影は「クラシカル」なスタイルを追求できていたという事になる。

駅から15分ほどで撮影地に到着。数人の同業者が居たのだったか,記憶はあやふやである。直前に,後追いではあるが練習列車がある。いすみ300型,302がやって来た。大きな黒い窓が何となく,サングラスをかけた顔か,虫の顔のように見えてしまう。レンズ交換の時間が無かったので,K-5ⅱsで撮影した。

 

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この列車が大多喜に到着すると,急行がこちらに向けてやって来る。短い三脚を立ててビデオのセッティングをし,いよいよキハ28との9年ぶりの「本番」に向け,準備は万端だ。

 

その2へ続く。

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