梟の島

-追想の為の記録-

いすみ鉄道撮影記(4):キハ28・52を,小俯瞰で眺める。

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森を抜ける。2019.03.30 いすみ鉄道 西畑~総元

 

百鉾(もふく)集落の踏切で,2本目の急行(正確には大多喜~上総中野間は各駅停車だが)の撮影を終了。ふたたび,平沢川橋梁付近を俯瞰できる撮影地(アクセスは前記事で言及済)へと戻ってきた。微妙なアングルの調整をしていると,谷合いにジョイント音が響く。程無くしてファインダー内に,クラシカルな色を纏った2連の気動車が姿を現した。

 

その後,少し時間にゆとりがあるので,暫く待っていると,今度は下り列車,いすみ300型がやって来た。

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こういった新しい車両をサイドから撮った時に,やはり窓の大きさに違和感を覚えてしまう。小さな窓が幾つも並んでいる側面に見慣れているせいだろうか,小さなものを愛好する己の「癖」なのだろうか,あるいは反復するものの絶対的な美なのだろうか。一枚上のキハ28・52の側面がどうしても自然に,美しく見えてしまう。

 

その後,465号線へと戻り,総元~久我原間のS字カーブを目指す。黒原交差点で右折して線路沿いの道へと左折し,北に進むと,「とまれみよ」が目印の一つ目の踏切があるので,この少し北側,大山祇神社付近で待機する。地面に転がるブロックの上に足を乗せて高さを稼いで待っていると,先程撮影したいすみ300型の2連がやって来た。

 

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黄色と緑色の世界。

 

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ローカル線,房総の春の情景。

 

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バイバ~イ。

 

この後,2人で三脚を立てて記念撮影した。出先で2人並んで撮影したのは3年ぶりだろうか。良い記念になった。

残る急行の撮影はあと1本。大多喜方面を目指し,更にその先,城見ヶ丘駅付近の撮影地へと自転車を走らせた。

その5へ続く。

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