梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

北九州・木造アーケード(1):到津市場,夏の朝陽を浴びる。

f:id:anachro-fukurou:20201115120928j:plain長大なファサード。 2020.08.22 到津市場

 


8月21日。大分・中津での出張調査を終え,夜は苅田町の工場夜景を撮影。小倉駅新幹線口の東横インにチェックインした。

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翌22日朝。この日は7時すぎに出発して,時間の許す限り北九州市の木造アーケードを巡る計画だ。8月にしては涼しい朝。車を走らせ,まずは到津市場へと向かった。

小倉から20分ほど運転しただろうか。予定していた通り,小倉北区下到津,コインパーキングに駐車する。そのちょうど向かいに,被写体は確かに存在していた。

 

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到津市場。「いとうづいちば」と読む。

 

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やはり街角に隅切り部は必要だな,などと感じたり。時折,自転車や車が通過してゆく。

 

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ずらりと並ぶ長屋建築。

 

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これは壮観だ…想像を上回る規模に,早朝から心が躍る。

 

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壁を共有しているが,構造としては一軒ごとにばらばらで,軒高すら合っていない。想像以上に傷みが進んでおり,中には2階が崩落しているものも見受けられた。

 

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夏の浅い朝陽が,ファサードを美しく染め上げる。

 

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高層建築が背景に来ると,長屋はまるで地面にへばりついているかのようだ。

 

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長い平面形状の市場の中央付近に位置する出入口が,虚ろな顔で私を吸い込もうとしている。その誘惑には負けず,さらに北東側へと進む。

 

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角張ったフォントと,丸文字。そしてこの光線状態が良い。早起きというほどの早起きではないが,やはり三文の徳がある。

 

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ここがコインパーキングとは反対側の,末端の出入口になる。 

 

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とにかく壮観である…。

 

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さらに圧縮効果を使ってゆく。望遠構図がサマになる被写体,素晴らしい。

 

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北東側の出入口から中へ切り込んでゆこう。近くの到津八幡宮の御守が静かにお出迎え。

 

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入口から入ると,道はすぐにクランクし,左に曲がる。

 

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角を曲がると,細長い市場の空間が姿を現す。8月の朝とは思えないくらいの冷気を感じる。とても涼しい…。

 

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「燃料」「製めん」の文字列から,時代を感じる。「氷」の髭文字自体は今なお現役なので,不思議な感覚だ。

 

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大きな装テンがお出迎え。

 

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数年前に訪れた旦過市場よりも,更に時代が遡ったような感じがする。屋根の野地板と母屋の材は近年交換されたもののようだ。

 

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木造の架構の中に,何故かここだけ煉瓦積の柱?壁?が混在していた。この細さ,用途は一体何だったのだろう…。

 

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早速,来た道を振り返る。人の気配は殆ど感じられない。

 

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嘗ては万国旗が横断していたのだろう。

 

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ここまでで「1ブロック」である。先は未だ長い。

その2へ続く。

 

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