梟の島

-追想の為の記録-

羽越本線沿線散策(24):陽が傾き,柏尾へ。

緑と青と茶。 2022.08.28 柏尾

 


8月28日(日),酒田出張の前日は,羽越本線沿線へ。午前中は碁石,鼠ヶ関~府屋を歩く。昼食の後,午後は桑川駅から南下。桑川,浜新保,馬下,早川,吉浦を散策してきた。

▼桑川・浜新保はこちらから。

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吉浦の集落内の道が国道に合流する頃には,だいぶ陽射が柔らかくなってきていた。

 

実りの季節はもう少し先になりそうだ。秋も美しかろう。

 

柏尾の北端に着くと,上海府公民館と書かれた建物があった。Google map曰く村上市役所上海府連絡所だとか。

ここまでで桑川から一駅半ほど歩いたことになる。

 

上海府小学校は,2019年に閉校。

 

嘗ての中学校の跡地に,吉浦等の小学校を統合して1995年に誕生したのだとか。閉校後も綺麗に管理されている様子だった。

 

ところで上海府(かみかいふ)とは嘗ての村の名前である。1954年まで存在した上海府村には,まさにこの日に歩いた馬下から野潟までが含まれる。その北は下海府村(浜新保~芦谷),八幡(やわた)村(鵜泊~碁石),大川谷(おおかわたに)村(府屋~伊呉野)で,山形県境に至る。上海府村は1954年に村上市に,下海府村から大川谷村は1955年に山北町(さんぽくまち)になり,山北町も2008年に村上市に吸収合併された。

 

さて,これから歩くのは旧上海府村の柏尾(かしお)である。

 

国道から海側にせり出した一角に集落が形成されている。目抜き通りの道幅は広い。

 

16時を回り,夏空の青さが抜けてきた。

 

やはりどの集落も,入口か出口のどちらかに大きな墓地が形成されている。

 

中浜と同じくらいに鄙びた空気を想像していた(さらに言えば期待していた)のだが,存外に新しい印象を受けた。

 

しかし南に行けば行くほど,期待していた雰囲気が漂っている。

 

美しいY字路には,海鼠壁を高く塗り上げた蔵が鎮座していた。

 

目抜き通りに戻り,集落の中央の少し南側に位置する塩釜神社へ。本日巡ってきた集落の中でも類を見ない,かなり立派な神社である。

 

北へ戻った。

もう一度小学校の所まで戻り,海岸線に沿う道を歩こう。

 

その25に続く。

 

 

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