梟の島

-追想の為の記録-

羽越本線沿線散策(25):西日を浴びる柏尾の海岸線。

海岸通り。 2022.08.28 柏尾

 


8月28日(日),酒田出張の前日は,羽越本線沿線へ。午前中は碁石,鼠ヶ関~府屋を歩く。昼食の後,午後は桑川駅から南下。桑川,浜新保,馬下,早川,吉浦を散策し,柏尾(かしお)の集落の中心部を歩いた。

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上海府小学校跡の脇から,柏尾の海岸線を南下してゆこう。

 

夏の夕べの雰囲気。あれだけ鈍い色を示していた海が,こんなにも青い。

 

海岸線に沿う道は幅が広く,敷地の境界も曖昧だ。

 

同じような小屋が建ち並ぶ。まるで車庫に居るバスのよう。

 

景色が広い。

 

緑の印象が強い。

 

 

赤い壁に,セメント瓦を葺いた片流れの屋根が載る。低くなりつつある陽光をまっすぐに浴びていた。

 

依然として高い波が,テトラポットに砕け散る。

 

並ぶ。

 

下見板壁の縦桟の影が浮かび上がる。

 

無造作に集められた木材たち。

 

青ネットは下越のモチーフ。

 

海岸通りは少し左にカーブしてゆく。

 

民宿の看板が掛かるが,営業中の気配は感じられなかった。

 

建ち並ぶ木の柱は,潮風で白く風化していた。

 

歴史と風土と心象風景と。

 

小舟も並ぶ。

 

下越の夏は,鮮やかでいて穏やかだ。

 

実りを垣間見る。

 

海岸通りのY字路を鋭角に戻るようにして,集落の中心に向け,最後の道を歩く。

場所の確認のためにストリートビューを見直していたら,この写真の左手前には嘗て古い家屋があったようだ。やはり一軒一軒,古いものは静かに姿を消してゆく。当たり前は存在しない。

 

黒猫が歩いていた。

 

この先が塩釜神社。これで一通り柏尾を歩いた。

ここで引き返し,南へ急ぐ。日没がいよいよ近い。

 

その26(間島・野潟)に続く。

 

 

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