朝。 2022.12.10 浜行川
12月10日(土)。一番列車で発ち,千葉・勝浦市へと向かった。9月の川崎町・化女沼見学会以来の同行,数えてみれば会うのは実に今年5回目である。列車内ではまず体力を温存し,途中駅で合流。京葉線・蘇我付近で眺めた車窓,乗換駅で吸った冷たい朝の空気に,冬の訪れを感じた。きちんと朝早くから遠方に出るのは1ヶ月ぶりだったので,季節が急に進んでしまったような感じがした。
改めて訪れると,勝浦は遠い。外房線方面に足を運ぶのは2019年3月以来,ほぼ4年ぶりである。車窓を楽しみつつ,上総一ノ宮で乗り換え,片道3時間半を掛けて行川アイランド駅に到着した。
ピカピカの車両が,廃レジャーランド前の駅を発ってゆく。
ホームにて。
猿が鳴いていたっけ。
行川アイランドは,廃墟界隈ではあまりにも有名な場所。その存在を随所に感じる。
門の前から,構内を眺める。
安房らしい,南国の空気感。
駐車場の機械だろうか。
冬の朝をE257が駆け抜けてゆく。
道路から遠巻きに眺めた。
北東に歩き,浜行川港のほうへ歩いてゆく。
木柱に小学校の案内看板。
モルタル仕上げの華奢な空間。
水路と階段の並走。
この一日,比喩ではなく百回は祠を見る事になる。
程なくして漁港に着いた。
余所者が港内に立ち入れるのかどうか微妙な雰囲気なので,この辺りまでにした。
神社へ上る階段があった。
少しずつ高度を稼ぎながら,湾を見下ろす。
太平洋らしくない,淡い青色だった。
俯瞰。この雑然と整然が混在する美しさは,漁港ならではのものである。
清々しい朝。12月にしては暖かい。
狛犬,海を見る。
4匹で過ごす日常。
ゆっくりと丘を下った。
港のすぐそばの商店にて,買い物をし,店員の方々と少しだけ談笑した。店先のスペースで小休憩。
国道の北側の裏道を歩く。
ベゴニアと洗濯機。
高低差のある道。
個人宅に入る道が幾つも,緩やかに道に繋がっている。
その2に続く。
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