梟の島

-追想の為の記録-

勝浦・鵜原散策(8):鵜原の黄昏。

黄昏。 2023.1.3 鵜原

 


1月3日(火祝)。青春18きっぷの2・3回目を二人で使い,勝浦へ。午前は朝市,漁港,八幡岬,浜勝浦・中心街を巡った。昼食休憩後は串浜,松部を歩き,鵜原理想郷へ。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

鵜原理想郷にて,いよいよ日没を迎える。

 

外房で日没を見送るというのが,何だか不思議な感覚。冬至の前後ならではである。

 

毛戸岬を去り,さらに西へ。

 

犬ヶ岬方面。

 

鵜原海水浴場が見える。

 

毛戸岬の断崖,日本離れした情景。

 

ちなみに,googleの白鳳岬・明神岬の表記は誤っているようだ(実際は逆)。

明神岬に下りる道があるのかと駆け足で探したが,見当たらず。大杉神社で道は行き止まりとなった。

 

戻って来ると,断崖は赤く燃えていた。わずか数分で,表情は刻々と変わってゆく。

 

そして直射を失うと,景色は妙に白さを帯びる。

 

恐らくこれが明神岬へのルートになるのだろう。ロープを伝って断崖を下りる道になるらしいので,相応の装備がないと危ないだろう。時間も遅いのでやめておいた。

 

月が浮かぶ。

 

最後は黄昏の丘で過ごそう。

 

広々とした理想郷も,夏は全く違った景色になるのだろう。

 

暗くなる前に帰ろう。

 

往路には見つけられなかったマップ。だって南向きに立っているんだもの…。

 

そして,キョンだらけだった。

全くと言っていいほど人間を怖がらないのが,逆に怖かった。これも望遠ではなく標準レンズで撮影している。

 

帰路はトイレ方面,塩製作研究所のある方に下りる。

 

最後の隧道。

 

理想郷から人間界に帰って来た。

 

空は鮮やかな橙色とマゼンタ。

 

街灯が蕭然と灯る。

 

波音を聴く。

 

湾に沿って歩いて行く。

 

肉眼でもかなり暗くなってきた。

 

鵜原海水浴場へ。

 

押し寄せる波が驚くほど等間隔で,穏やかで,美しかった。

 

八坂神社の鳥居のシルエットが,黄昏の空に浮かんだ。

 

明るい方の空ばかり眺めていたら,もう夜だった。

唯一の食事処が既に満席になっていたので(何という事だ…),自販機でビールを買い,駅へ。

 

猫が何匹か居て,先客と戯れていた。

 

列車を待ちながらホームで缶ビールを飲む夜。

これでもまだ18時前。空腹はあまり感じなかったので,夕飯は蘇我で途中下車して「大衆食堂安べゑ」で頂いた。店は終始快適だった。

 

今回の探訪の主目的とした鵜原理想郷は少々駆け足になってしまったが,それでも最高の天気に恵まれた。3が日という漁港の非日常を味わう事が出来て,新年早々,とても充実した散策となった。

この時点で,18きっぷはあと2回分が残っている。

 

 

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