日曜の15時。 2021.12.05 錦糸町
12月5日(日)。Twitterの相互さんと初の散策。錦糸町で合流し,喫茶・レストラン「桃山」で話に花を咲かせた。
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14時半前に出発し,街へ繰り出した。
錦糸町の南口は初めて歩く。
北口の記憶はといえば,モーニング娘。'22 リーダー,譜久村聖の握手会に来たのが5年前のことである。人生で唯一の握手会。四六時中と言っていいほど思考の渦巻いているこの頭が文字通り「真っ白」になるという経験は,今のところこの日の他にはない。
中廊下式ソシアルビル。
暖簾は見えているから,現役なのだろうか。
試しに3:4にトリミングしてみる。街並みの写真においては,2:3よりも3:4の方が遥かに実用的なのだと,諸兄姉の投稿を見てつくづく思う。
緑の隠れた路地。
丸窓の可愛らしいビル。
此処は完全なる裏通り,ラブホテルなどが林立する。
褪色。
ガラスブロックと透かしブロックによる玄関。
ビルの谷間で頑張る平屋。
決して広い街区ではない。碁盤の目状の道をうろうろと歩き回る。
巨大なR。
誘惑の階段。
ふたたび路地へ。
ゴミが散乱していた。お世辞にも雰囲気の良い場所ではないのだが,青空と青いビルの壁だけが,とってつけたように優しかった。
冬至の半月前ともなれば,街中は15時前でも既に薄暗い。
ウインズ錦糸町の正面へ。どこからともなく湧いてきた中高年の男性が,掲示板の前に群がっている。ここに「個」の気配は無く,「ニンゲン」を見ているような気がした。デジタル一眼を構えるのも憚られる空気感だった。
武蔵野台地で生まれ育った人間には,このトウキョウは何とも野蛮で,欲望と人間味に溢れているように思えた。
ニュー錦糸町ビル。戦後の露店整理により形成された共同長屋店舗が,1968年に建て替えられたものだという。上階は共同住宅,1階には店舗が並ぶ。
その向かいには,薄暗い中廊下式の飲食店街。1・2階がぶち抜かれたような造りだ。
3匹で分け合っていた(1匹は警戒して逃げていった)。
15時30分。チャンピオンズCの出走時刻。
誰もが余所者のように見えた。
その2へ続く。
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