梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

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銀雪のしなの鉄道撮影(7):黒姫~古間,夕暮れの雪原をゆく山スカ115系。

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鉄道情景。 2018.01.07 しなの鉄道 黒姫~古間
 

2018年1月7日,しなの鉄道北しなの線の撮影も,いよいよ終盤である。戸草の有名撮影地の近くの線路際で,初代長野色を望遠で美しく仕留めた。

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さて,次がいよいよ日没前の最後の列車である。山スカ115系が,妙高高原から戻って来る。戸草を去り,古間駅の北の「雪原」(その3湘南色を撮影した場所である)に戻ってきた。

ほんのりと陽光が差し込み,山裾の雲は優しくマゼンタに染まる。絵画的な,柔らかい色調の舞台に,山スカ・115系が,ゆっくりと姿を現した。

 

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惚れ惚れする「絵」だった。

 

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縦アングルも。雪原は滑らかできめ細かい,アイスクリームの表面のようだ。

 

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編成写真も勿論狙う。雪の築堤がレフ板のように,車両を明るく輝かせていた。アイボリーの帯に並んだ窓が,とても絵になる。やはりスカ色は至高なり…。

 

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最後は大きく引き付けて,広角構図。紺とアイボリーが,夕暮れの淡い青空と雪原に良く調和する。本当によく考えられた色だとつくづく感心しながら,ゆっくりと古間駅へ入線してゆく列車を見送った。

 

これにて,本日の走行写真の撮影はすべて終了である。初代長野色の望遠,そして雪原でのスカ色で「有終の美」もきっちりと飾ることが出来た。

古間駅で上り列車を待つが,その前に下りの湘南色がやって来た。

 

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日没の数分後,入線。ギリギリの光線状態だが,雪の灯りがあるので,ホームの端から撮影できた。ゴーストはご愛嬌。

 

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長野からの乗客が,無人駅に吐き出される。黄昏時の日常。

 

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列車は短い停車時間を終え,再び鉄路を走り出す。青白い雪,ブルーモーメント。旅情を感じるシーンだった。

 

いよいよ夜の帳が下りた。ここまでの記事では特に触れて来なかったが,実はこの日の歩行距離は20kmを超えており,体力勝負の行程であった。移動時間と列車の間隔もほぼ計算通り,一部でサブカメラの準備に焦る場面もあったが,我ながら良く練られた計画だったと思う。駅舎でストレッチをしながら列車を待った。上ってきた初代長野色に揺られ,長野駅まで戻って来た。

 

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長野駅では,初代・二代目・しなの鉄道色,3色がアングル内に納まる瞬間もあった。

 

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さらば,個性派俳優。

北しなの線から乗り換えて,篠ノ井線からしなの鉄道線へと直通する列車で,戸倉へ。戸倉温泉・亀屋本店で,一日の疲れを癒した。

 

次に115系に会えるのはいつになるだろうか。新緑か稲刈り前か,そのくらいの時期に再訪できればと思う。実際,2019年夏には探訪を計画し,ダイヤグラムまで書いて検討を進めていたのだが,ちょうどしなの鉄道線が台風災害に見舞われてしまったので,訪問を見送らざるを得なかった。今年はこのままコロナ禍が終息しそうにないが,頃合いを見計らって車で訪れ,日帰りの撮影でも敢行できればと思う。 

 

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