残滓。 2015.05 小向マーケット
2015年5月某日。川崎市某所の小向マーケットへ来た。
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ナチュラル・セピアの亜空間から,一度外に出てみよう。
振り返る。こちら側がどうやら「裏側」らしい。
辛うじて名前が見て取れた。
紫陽花の季節。2階なのか塔屋なのか,突出部の造りが不思議である。
路地空間。この先には立ち入りません。
さて,内部に戻る。見慣れてなお,感覚が狂う。
的確な語彙が見つからないのだが,脳がしきりに違和感を訴えかけてくるのだ。
放射状のシャッター。
万国旗が無かったら,全く違った見え方になりそうだ。
美しい奥行感。
亡骸を中から仰ぎ見る。
言ってしまえば,バラック。
未来とは。
奥は開店しているようだ。
写真の「解」がいくらでも存在していた。
恐らく関東の木造アーケードはほぼ網羅しているのだが,間違いなく随一の被写体である。
そして,不思議な居心地の良さを感じ始めたのだ。気付けば,虜になっていた。
その3へ続く。
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