梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

高円寺駅北口(1):中央線沿線随一の「ディープ」な街。

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魔窟的路地。 2021.04.11 高円寺駅北口

 


2021年4月11日(日)。夕方の散歩で,高円寺駅北口の街を撮影しにやって来た。

▼隣駅の記事はこちらから。


高円寺といえば,小洒落た店や古着屋の建ち並ぶ街としてあまりにも有名である。劇団員やアーティストの卵が住まう街でもあり,独特なファッションの人間がひっきりなしに行き交う。数年前は自分も良く布の多い服を身に纏って歩いていたものである。特別深い思い出がある訳ではないが,20代の自分は確かにこの街に居た。何をするともなく遊んで楽しい街を一つ挙げろと言われたら,高円寺と真っ先に答えるだろう。自分にとって高円寺は,とても馴染みのある場所である。

芸術的な物を愛好する人の集う街なので,デカいカメラを持って歩いても変な目で見られないという安心感もあるが,実際に写真を撮り歩いたことは今まで一度もなかった。コロナ禍で思うように遠征が出来ないので,「再発見」を求めてこの街にやって来た訳である。というと聞こえが些か良すぎるか。実際のところは「写真が上手くなりたい」から,練習に来たのだ。

早稲田通り側から撮影を開始する。

 

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昨年の津久見,中津,下関で,とにかく夕刻の街歩きに魅了されてしまったので,西日が柔らかい暖色に変わる頃を狙って,逍遥を開始した。

 

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巨大招き猫,猫の如く路地裏に。

 

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狭小間口。

 

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高円寺らしい路地。袋小路である。

 

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扉の陰に。

 

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塗り潰された昭和。

 

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青の印象。

 

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最奥部より。

 

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番人の如し。

 

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半世紀前の景色。

 

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銀と卍。

 

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この道は初めて歩いた。

 

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お馴染みの庚申通り商店街。

 

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看板建築の並ぶ街。

 

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横道への混沌。

 

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屋上緑化

 

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「シルバー」。何だろう,人が多いからあまり目が行かないのだが,街の佇まいは大好物の地方都市と近いものがある。

 

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ペットのカメの水槽が外に置かれていることの多い不動産屋。こうして改めて文章で書くとシュールだ。この日はカメは不在。

 

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住民のための道。普段は歩くことのないところも,カメラを持っていれば入りたくなる。

 

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何がある訳でもないが,雰囲気の良い路地だった。

日曜日の夕方ということもあり,庚申通りは人が多く,あまり撮影することが出来なかった。街を撮るなら平日の昼前が良いのだろう。そのまま南下を続け,前々から気になっていた魔窟的路地に入る。

 

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スナック街の跡のような路地。

 

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はて,いつ頃からこのような状態なのだろうか。

 

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ローアングルが様になる。

 

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どこからが構造体なのかも分からない,壁と開口部の連続。

 

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造花までもが朽ちる路地。

 

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鮮やかに褪せる。

 

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裏側。色々な季節,色々な時間帯に撮ってみても面白いかもしれない。

 

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折角なので単焦点レンズも使う。そういえば単焦点で屋外の風景を撮影するのは,今回が初めてだった。

奥行き感の演出,視線の誘導といった,今まであまり重視してこなかった部分を意識する必要がある。実際の撮影においても,必然的に自分の立ち位置に拘って解を探すことになる。「写真は引き算」というが,単焦点レンズは必然的にそれ自体が引き算を要求してくるようなものである。明るければ猶更である。

この手の街並みの撮影は,やればやるほど深みにはまってゆく。一箇所当たりの滞在時間も,撮影後の編集時間も,際限がなくなるので,折り合いが重要だ。そういった意味での「引き算」も意識しないといけない。

 

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そして当たり前だが,こういった「もの」のみを撮るには,明るいレンズは最高だ。

 

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20メートル強の路地には,想像以上の魔力があった。

 

その2へ続く。

 

 

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