秋雨の静寂。 2022.09.24 化女沼
9月24日(日),化女沼レジャーランドの公式見学会へ。午前中はホテルを見学。昼休憩の後は,バンガロー,ゲートボール場を撮った。
▼その1はこちらから。
anachro-fukurou.hatenablog.com
※註 筆者はあくまで見学会への参加を推奨しています(見学会については検索すれば出て来るので,ご自身でお調べ下さい)。断じて不法侵入行為には反対します。払えば見られるのだから,趣味に対してその程度の出費は惜しまないようにしましょう。
屋外ステージ。
季節が違い,藪が深いので,前回よりも随分と狭く感じた。
盤。
パイプ椅子に芽吹く小さな命。
ゲート。
ここはもう,正直いくらでも撮影できてしまうので,どこかで見切りをつけて出発しなければならない。
飛行機は藪の中。雨露に濡れているので,今回は切り込むのはやめておいた。
玄関口。
売店。
心無い大人が赤く塗ってしまったので,可哀想な顔に。
ゴルフ場の入口。
残留物はかなり減っていた。
錆と緑の階段を下る。
この狭さが良い。
久々にこの景色の前に立った。
あの日,冷たい風に強く揺らされていた緑のネットは,もう無くなっていた。
健在。
時の滞留。
今回は空間だけではなく,構成要素にも丁寧に目を向ける。
反復の美しさは此処にもある。
多くの扇風機は健在だったが,錆が進んでいたし,首の折れたものもあった。
風化は着実に進行している。
列柱。
ぶら下がる。
毀れた時。
小雨の雰囲気。
くの字に並ぶ。
下階へ。
階段の正面にあった長椅子は,空間の中央部でなぜか後ろ向きに反転させられていた。
こういう不可解な移動をするのは,どういった人物なのだろう。
銀の額縁。
せめて,どうか,このまま残っていてほしい。
失望の中の,確かな願い。
侵蝕。
緑の勢力が,確実に強さを増している。
呑み込まれた者もあった。
同化を始める。
この壁が妙に気に入った。この季節ならではの雰囲気か。
あるがままが一番なのに。それすら壊したくなる人の気持ちは,きっと生涯理解できないのだろう。
蝕まれし一角を発つ。
最後に上階へ。
秋雨。
冬晴れとはまた異なる静寂があった。
その4に続く。
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