梟の島

-追想の為の記録-

松戸散策(3):陸軍工兵学校の遺構などを巡る。

台地。 2022.12.31 松戸

 


12月31日(土)。松戸にて「大晦日の初顔合わせ」。まずは駅の南西,旧水戸街道とその周辺を歩き,純喫茶「若松」にて1時間ほど談笑。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

さて,13時を回った頃,再出発。

 

昭和末期,あるいは平成初期のイメージ。

 

サイドチェンジ,駅の東側へ渡る。

 

千葉はトーキョーを騙るんだよな…。

 

バスターミナル。

駅前はかなり整然としていた。以前はダウナーな空気感のある場所もあったようなのだが,その印象はまるで無かった。

 

長い階段を上る。

 

赤の手摺が美しい。

 

陸軍工兵学校倉庫跡。団地の中にひっそりと残る。そうと知らなければスルーしてしまいそうだ。

 

フェンスの向こう,閉ざされた世界に生活はもう無かった。

 

いつか全ての景色は失われる。それが近いか遠いかの差があるだけ…。

 

駐輪場。

 

廃墟というものについて,この辺りを歩きながら話した記憶がある。

 

場所を見ながら,その時に話したことを思い出せるから,散策の記録というのは面白い。そうでなければ,長い会話の中に埋もれていたかもしれない些末事まで,場所の記録がトリガーとなってくれる。

それも何年かすれば薄まってゆくのだろうが…。

 

相模台城跡,松戸中央公園の外周を反時計回りに歩く。

 

旧陸軍工兵学校正門門柱。

 

この辺りから綺麗に晴れてきた。木の影のほうが印象的である…。

 

その傍らには,歩哨哨舎。

 

中を覗く。丸い孔は楕円だし,何なら芯から少しずれたところに開いている。そのラフさが愛おしい。

 

頭。小ぶりだが,庇や柱の造作は堅牢で,重厚感がある。

 

こういう小さな建造物…もはや工作物の領域かもしれないが,可愛い。

 

陸軍境界標石。

 

住宅街をぐるっと回って,駅に戻ることにした。

 

晴れてくれると季節感が出る。

 

公園にあった記念碑。

土地区割整理竣工の記念碑で,戦前のものだった。そんな頃から土地区割の整理事業があったのか…かなり古い時期のもののように思われる。

 

飛び出し坊やの多様性。

 

よさげな店だが,流石にやっていなかった。

 

某千葉県のスペシャリストの方のブログで知った,これを見たかった。

 

冬。

 

その電柱の横の店も,素敵な佇まいだった。

 

流山散策その1に続く。

 

 

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