梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

緑の廃校(3):2階の廊下は,外界と繋がっていた。

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朽ち果てた天井。 

 


某年某県某所。この記事では「緑の廃校」と呼んでいる。1階には,多目的教室,理科室,放送室,職員室,音楽室,保健室が並んでいた。

▼その1はこちらから。

さて,2階へと上がる。 

 

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天井の上から光が差し込んでしまっていた。

閉校後のこの校舎の時間軸を異様なまでに進めてしまったのは,屋根葺材の劣化だった。

 

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屋根から水が小屋裏に侵入し,2階の天井,2階床,1階天井を蝕み,その所為で1階のほぼすべての空間が野晒しに近い状態となってしまっていたのだ。

 

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可愛らしい扉。

 

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一般教室が並んでいるようだ。望遠で望むと,学級名は「あすなろ」。

 

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これより先は,流石に床が抜けそうだったので,断念。桁までもが折れていた。

 

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有り得てはいけない,陰翳の美。

 

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自然に屈し,新たな命が宿る。

 

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はまなす,あすなろ。その先も見てみたかった。

 

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階段室へ戻る。

 

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1階の廊下を望遠で切り取る。整然と並ぶ線が美しい。

 

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この上の2階の廊下は,確かに踏み抜いてしまいそうだ…。

天井のあった往時の姿は,ついに想像できないままであった。

 

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先程とは逆側の階段室にも,大作が眠る。

 

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2階の廊下を,西側から望む。天井は崩落し,部材が散乱。床は腐っており,殆ど歩けなかった。

 

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天井どころか,小屋組もろとも,落ちてしまっていた…。

 

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もう誰も,この先を歩く事は出来ないと思うと,残念でならない。

 

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廃校に来る度に思うのだ。せめて制作物はどこかに移しておけたりは出来ないものか,と…。

1階に戻り,残る被写体にレンズを向けてゆこう。 

 

その4へ続く。

 

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