梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

錦糸町・桃山,煌びやかな照明のある喫茶店で過ごす昼。

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愛らしい自己主張。 2021.12.05 桃山

 


12月5日(日)。Twitterで懇意にして頂いている相互の方にお誘い頂き,二人で出掛ける。事前にやり取りをし,幾つかの候補から探訪先を絞り込み,最終的に錦糸町集合に決定した。

当日は11時30分に合流。これまでの投稿された写真や文章から勝手に組み上げていた架空の人物は,実際の姿に上書きされ,一瞬にして霧消していった。半年ほど前に一度,Twitterのスペースで話してはいたのだが,対面してみるとその時よりも明らかに会話の間が短く,テンポが速く感じられた。そんなような話をしながら,少し早めに昼食会場へと向かった。

ところでTwitterのスペースには,普通の通話やZOOMとも異なる,特有の時差というものがあるように感じる。国際電話や中継のディレイに近いかもしれない。そしてさらに顔が見えない中での3人以上の会話ともなると,必然的に他者の様子を伺い,徐行せざるを得ない訳だ。気心知れた仲になれば,あの媒体でも上手く話がグルーヴしてゆくのだろうが,既に形成されている大縄に途中参加するのも難しいし,はて次にスペースで喋るのはいつになるのやら。

さて,この日向かった先は,予め候補として紹介していただいていたレストラン・喫茶「桃山」である。

 

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確実に席を確保するために正午前に集合したのだった。神殿風のファサードを潜り,店へ。幸いまだ店内は空いていたので,シャンデリアを横から眺められる壁際の席を確保した。

 

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ウィンナーコーヒーを注文。

 

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カメラ話,旅の話,旅先での話,仕事の話…興味と興味が同位相で重なり合い,堰を切ったように言葉が溢れた。きっと周囲からは,二人が初対面のようには見えなかっただろう。

 

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薄暗い室内に,煌びやかな電球。

 

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落ち着いた「空間」を共有するということも,会話にとって重要な要素なのだと,改めて感じた。

 

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グラタンを注文。筆者の大好物の一つである。

ふと,吉祥寺の「まざあぐうす」のナスとミートのグラタンを思い出した。これまでで最も通った店である。コロナがもう少し落ち着いたら再訪しよう。

食後も会話は終わることを知らない。聞いたことは覚えているが,話したことは殆ど記憶にない。仄暗い空間と低い椅子が心地良いブレーキとなり,穏やかで「ハイ」な状態が続いた。

 

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クッションフロア。純喫茶の床がとても好きである。

他にもゲームテーブルがあったり(この日はたしか先客が居た筈である),食事のメニューも非常に豊富だったりと,一度では魅力を堪能しきれない店であるように感じた。近所や行動圏内にあったら確実に通うであろう,素晴らしい店だった。

 

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最後に,レジ前の照明を見上げる。近代建築ではお馴染みの「技法」として習得したつもりだが,これを純喫茶に適用するのもなかなか面白そうだ。階高が低いので,中心を捉えて垂直に見上げるのが難しかった。そこそこの広角レンズが必要だが,スマホなら苦にならないだろう。桃山の新たな「定番アングル」とでもしてもらえれば有り難い限りである。

さて,すっかり長居してしまった。14時半前に出発し,街へと繰り出した。

 

錦糸町散策その1へ続く。

 

 

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