市場の夕刻。 2022.08.02 長崎
8月2日(火),長崎出張当日。午前は日新ビル,岩永市場を巡り,館内町,十人町,中新町の階段を歩いた後は,銅座町・船大工町の歓楽街,丸山町の検番裏の一角を散策。仕事後は電気軌道に乗り,西町中央市場を訪れた。
▼西町中央市場はこちらから。
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駄目元で目指したのは平和マーケットである。平和公園で降りて,10分ほど歩く。19時直前に到着した。
やってる…!やってた…!感動。
感動の勢いのままに中にお邪魔する。
内部は比較的新しい印象。
パッチワーク。
肉屋と八百屋が店仕舞いの片付け中だった。お話を訊くと,昭和36年頃に出来たという。ちょうど西町中央市場と同時期だ。
奥は暗闇。
もう一つの出入口はあくまで生活動線といった印象。客は使わないのかもしれない。
奥行きはさほど長くないので,来た道を戻る。
彩度の低さ。
明日,抽選会の会場になるとのことで,その支度のために肉屋の向かいのスペースを清掃していた。それもあって19時すぎまで人が多かったのかもしれない。
褐色の印象。
入口の青果店に戻ってくると,店のおばあさんが待っていてくれて,とうもろこしと蒸したサツマイモを新聞紙にくるんで下さった。何と優しい…
その後も少し談笑。古い市場を巡っていると伝えたら「よか趣味たい」と言ってもらえたのが嬉しくて,救われるような気分だった。
入口。
造花に飾られる。
地元民の集う場。
ちょうど撮影した直後,商品は店内に引き上げられていった。
幾ら日の長い長崎でも,19時15分にもなればいよいよ黄昏だ。
横道。
長屋形式で,中廊下を共有しているらしい。
中廊下で見たよりも,実際はかなり建物が連続していて,その最奥部に一つ入口があった。もう時間も時間で真っ暗なのだが,ちょっとお邪魔させていただいた。
なるほど,先程の中廊下の奥まで,空間は続いていたのだ。そしてこの空間は最上部まで吹き抜けている。もう暗すぎて撮影もできず,肉眼でも判然としないのだが,掛かっているのは間違いなく木造の架構だった。
この末端の塊の部分が,吹き抜けた廊下を持つ建物という事になるのだろう。明るい時間に訪れて,入口の店で許可を頂ければ,その美しい全貌を見る事が出来るかもしれない。これはまた訪れてみたい場所となった。
ちなみにこの日の夕食は頂いたトウモロコシとサツマイモ,コンビニで買い足したサラダチキンとなった。唯一無二の嬉しい夕飯だった。
その8(終)に続く。
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