独特の空気感。 2021.03.06 中野駅北口
2021年３月６日（土）。緊急事態宣言の延長が発表された直後の土曜日，中野駅北口の繁華街は一体どのような様子なのだろうか。自分の目で確かめてみたいという思いと，人のいない東京の夜の街の様子は今しか見ることが出来ないだろうという欲のようなものが湧いてきたので，夕食の片付けを終えた後，出掛けることにした。
念のため書いておくが，筆者は単独行動。公共交通を使わず徒歩で訪れ，一切の店舗に入らず，マスクの着用を徹底し，一切の会話はもちろん，ソーシャルディスタンスを徹底的に取りながら行動している。
▼昼の散策記録も比較しながらご覧いただくと，より面白いだろう。
まずは早稲田通りから，ふれあいロードを覗き込む。
通常時に比べれば人はもちろん少ないのだが，この時点で既に，街には人の気配がかなりありそうだと察知した。
ふれあいロードから早速左折し，昭和新道へ移動する。
昭和新道にて，早稲田通り側を望む。20時で営業を終えた店が多い，のだろうか。
所狭しと建ち並ぶ建物が，揃って押し黙っている。まるで地方都市に来たかのようだ。
往来する人の数の多さが，ここが首都・東京であることを教えてくれる。
局所的に，声が漏れ聞こえる。
昼の散策の際に撮り漏らした一角。
４色の提灯が下がる終点部分。人が居るのに営業していない店舗からは，不思議な重苦しい空気が漏れ出ているように感じた。
昭和新道を望遠で撮る。営業している店もあるらしい。
どうやら見ていると，５～６人組が多く居るようだ。店から出て駅に向かうグループを避けて，昭和新道を南下する。
ひっそりと佇む小料理店の看板。
提灯があることで，撮り辛さは増したような気がする。
外見だけでは分からないが，扉をぴたっと閉めた小さな店から，いつも通りの笑い声が聞こえていた。営業を自粛している店の方が多いし，人の声がする店も，表向きは営業していないことになっているのかもしれない。
黄色の提灯のエリアへ。
この辺りはひっそりとしていた。
人気のある所と無い所の差が激しい。
昭和新道をさらに南下して，三番街まで通り抜けた。赤い提灯の一角に人が多かったが，その南側は異常なほど静かだった。
目抜き通り「ふれあいロード」を南から望む。客引きの姿が見えた。ガールズバーは営業しているようだ。飲食店も何軒か開いているようで，想像よりも遥かに人は多かった。特に三番街とのＴ字路付近は，カメラを振り回せる雰囲気ではなさそうだったので，近寄らずに迂回した。
人口密度の高いエリアを回避し，ふれあいロードの北側にワープする。普段とは異なり，この辺りから住宅街への入口のような雰囲気だった。
白線通りにも，客引きが数人立っていた。
この後は，三番街・五番街，その周辺に東西方向に走る道の様子を見てみよう。
中編（三番街・五番街ほか）へ続く。
▼関連記事はこちらから。
▼ 宜しければクリックのご協力をお願い致します。
