梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

大牟田散策(13):新栄町の暗い黄昏,そして久留米の夜。

裏と裏の狭間。 2022.07.31 大牟田

 


7月31日(日),長崎出張の前々日。陸路で大牟田に入り,レンタサイクルで三池炭鉱宮原坑,万田坑,三川坑を見学。自転車を返却し,有明町年金通り,浪花街そして新銀座を歩いた。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

大牟田川周辺から北東に抜けると,程なくして新栄町の駅前である。

 

マッシヴなビルが建ち並ぶ不思議な一角。

 

背の高い片アーケードも立派だ。

 

しかし,人の気配が感じられない。

 

ビルとビルの狭間からは,退廃的な香りが漂う。

 

物理的に漂うのは,鳩の糞の臭い。

 

お世辞にも衛生的とは言い難い道である。

 

緑は逞しい。

 

漆黒のアーケード。

 

また別の「狭間」へ。

 

この暗い時間が良く似合う。

 

人の往来は無い。

 

1番街。

 

雀荘の看板のみが光る。まだ夜ではないのに,異様な空間であった。

 

落書きが多い。

 

ハロー通り。

 

街灯の魅力,或いは魔力。

 

遥か頭上からは数羽の鳩の声が「ググ,ググ」と聴こえる。寝床に足を据えたいようだが,なかなかポジションが定まらないようで,じたばたと動き回っている。

 

ディテールは宵闇に溶けてゆく。

 

これでも一時よりは片付けられたとか何とか,そんな記事を読んだことがある気がする。

 

ファイブ。

 

いよいよ撮影限界。

 

私のような奇天烈な趣味者にとって,この一角はGALLERYのようでもあった。

 

日曜の黄昏,静寂。

 

新栄町駅前に戻る。

ここからどう動こうか迷い,駅前でぼうっとしていると,蚊に刺された。

大牟田駅に戻って年金通りで夕飯を食べる手も考えたのだが,流石に疲弊してきていたので,宿のある西鉄久留米に向かうことにした。

 

これまでの人生で縁の無かった車両だが,君の側面を見ればすぐに「友達」になれた。

 

西鉄久留米駅。思ったよりガラの悪い若者が多く,軽く引くw

 

ホテルに荷物を置き,身軽になった。夕飯を求め,アーケードを歩く。

 

路地。

 

肉屋。

 

木造アーケードの夜。

 

結局,アーケードの下のひとくち餃子の店に入店。「木造アーケードの下で夕食にありつく」という文脈があるだけで充分だったが,実際に餃子もとても美味であった。

 

六ツ門(むつもん)を抜ける。

 

この辺りはまた明日,明るい時間に歩こう。

 

長いアーケードを歩き,宿に戻る。

加古川付近を走行中のサンライズから見た,鮮やかな朝焼けで始まった長い一日は,慣れ親しんだ東横インの硬いベッドの上で幕を閉じた。

 

甘木散策その1に続く。

 

 

▼関連記事はこちらから。

 

▼ 宜しければクリックのご協力をお願い致します。

にほんブログ村 写真ブログへ

にほんブログ村 写真ブログへにほんブログ村 写真ブログ 建物・街写真へ