梟の島

-追想の為の記録-

大牟田・荒尾散策(6):万田坑を発ち,旧長崎税関三池税関支署,三池港へ。

港。 2022.07.31 三池港

 


7月31日(日),長崎出張の前々日。陸路で大牟田に入り,レンタサイクルで早鐘眼鏡橋,三池炭鉱宮原坑を見学。その後は専用鉄道の遺構を巡りながら南下し,万田坑を見学した。

▼その1はこちらから。

anachro-fukurou.hatenablog.com

万田坑を後にして,専用鉄道沿線を辿る。

前半は大牟田ではなく熊本県荒尾市の散策となる。

 

巨大な鉄塔が専用線を跨ぐ。

 

巨体。

 

駐輪場の骨組。

 

「貨物は三池港へ」

 

西原(にしばる)駅跡。

 

白の上の錆。

 

藪に住む。

 

水路と石積と煉瓦と。

 

県境を静かに越え大牟田市に戻る。早米来町(ぞうめきまち)に入る。

 

この一角は街割りが古く,空撮で見ても判るように路地が多い。本当は丁寧に歩いてみたかったが,時間が足りない。

 

兄弟。

 

水路の上,煙突の傍ら。

 

静かな街だが,不思議と緊張感があったように感じた。

 

鉄道跡。

 

三池発電所。

フェンスがかなり高いので,夜景の撮影は難しいかもしれない。

 

公道とも私道ともつかぬ道。

 

旧長崎税関三池税関支署(1908,県指定)。

 

明治期の税関関連施設は日本に6例しかないので,貴重な文化財である。

 

開庁以来57年間は支署として使用され,その後も三池港務所関係施設として使われてきた。

 

荒廃しかけていたが,2011年に修復工事が行われ,綺麗な姿に整備された。

 

ここで非常に好感が持てたのがこの一室。敢えて往時の状態を残しているのだ。

風化,劣化,時間に対する敬意を感じた修復・公開の方法は非常に有意義なものである。「ほんもの」を感じたい人が一人でも多くなりますように。

 

敷地の反対側には転轍機がひっそりと残っている。ガイドのおばさんが丁寧に説明してくださり,これも教えてくださった。

 

すぐ目の前は三池港の内港。南北方向に500m以上ある。

 

シグマパワー有明・三川発電所。

プラントが新たに出来るというのは面白い。大分・海崎で工場夜景を撮影したEREXも,真新しいプラントで綺麗だった。

 

閘門により仕切られた内港,水面は泰然として穏やかだった。

時間があれば閘門を見たかったのだが,今日の行程はまだまだ,ここでようやく「折り返し」である。

 

その7に続く。

 

 

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