中問屋町の朝。 2021.10.08 岐阜・繊維問屋街
10月8日(金)。前日は夕方に東京を発ち,名古屋駅東口の柳橋中央市場・マルナカ食品センターを散策してから岐阜入り。再び散策に繰り出し,夜の繊維問屋街へ。中問屋町と東2丁目・東3丁目,1~4丁目,一条通り・2丁目中央通りのアーケードを撮影した。
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8日の朝は7時前に起床。カーテンを開けると,隣のビルの壁の縁にとまっている数羽の鳩がすぐ目の前に居て,思いっきり目が合った。昨晩は当然気付いていなかったが,羽とフンに塗れた空間が窓のすぐ外に存在していたようで,あまり寝覚めの良い朝ではなかった。仕事の集合は昼前なので,時間は十分にある。朝食をサクッと食べた後,カメラだけを持って朝の散策に出掛けた。
まずは例の名も無きアーケードへ。
ピンクの看板,薄緑の屋根。まだ直射は降り注いでこない。
淡い色の空間。
10時間ぶりに中問屋町へ。
浅い角度のクランクが,来訪者を誘う。
絶妙な角度。
8時前,辺りはまだ静かだ。
圧縮したくなる性癖。
昨晩に見た姿とは少し印象が異なる。
アーケードの屋根の線,支柱とラチス,迫り出した看板。情報量の多さこそが魅力である。
最高の街角。
中問屋町を一度脱出。早朝でしか散策できない金津園を先に歩くことにした。これはまた別の記事に纏めるとしよう。
2時間ほど散策し,10時にホテルをチェックアウト。大荷物は引き続きフロントに預け,身軽な状態で散策を続行する。
10時を回り,現役の店は営業を始めていた。
社寺建築の垂木に通じるような意匠。
センイ街。
東2丁目の外観。駐車場の空地の部分は,単管のバットレスで支えられていた。
東3丁目のビルは5階建。改めて朝に見ると凄い規模感である。
昨晩は真っ暗だった東3丁目のディテールが見えてくる。
橙色の独特なライトがぶら下がっていた。
中問屋町。
もう一つの中問屋町の入口から,再びアーケードの中へ入ってゆく。
室外機が並ぶ。
マネキンに目線を外された。
最高のカーブ。
思ったよりは静かだ…。
10時すぎの温かい光が,アーケードの屋根を柔らかく透過していた。
ぎゅっと,雑然。
絶妙な陰翳。
病みつきになる…。
老人がふらりふらりと自転車を漕いでいった。
駄目だ,もう中毒になってしまった…。構図しか見えない。
褐色の世界。
広角でも全容が収まらない規模感。迫力満点だ。
ビック エンヂェル。
楕円の看板がやはり気になる。
緑色のテントの目立つ一角,ここから左が東3丁目。
昨晩は暗すぎて良く見えていなかった一角だ。
被写体として楽しむ分には良いのだが,思ったより静かで活気が感じられず,少し寂しい気持ちにもなる。
昭和の商店街が令和の世を生き抜くのは,そう簡単なことではないのかもしれない…。
さらに奥に進み,東2丁目へ。左側は解体されたのに,このあたりは逆に営業中の気配が強い。
毎日のようにこうして商品を出し入れしているのだと思うと,頭が下がる。
最奥部も営業中だった。
紡がれる日常。
東2丁目の向こうは,2丁目のレインボー通り。これで中問屋町,東3丁目,東2丁目を網羅した。続いては道の西側,1~4丁目も引き続き歩いてゆこう。枚数も嵩んできたので,次の記事へ。
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