梟の島

-追想の為の記録-

岐阜・繊維問屋街(3):一条通り・2丁目中央通りの夜。

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2丁目中央通り 2021.10.07 岐阜・繊維問屋街

 


10月7日(木)。出張の前夜,名古屋駅東口の柳橋中央市場マルナカ食品センターを散策してから岐阜入り。再び散策に繰り出し,夜の繊維問屋街へ。中問屋町と東2丁目・東3丁目,1~4丁目のアーケードを順に撮影してきた。

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ここまでに合計何百メートルのアーケードを歩いて撮影してきたのだろう。しかし1~4丁目の西側には,まだ長大なアーケードが2本ある。一条通りと,2丁目中央通りである。

 

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まずは2丁目中央通りへ。

 

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長い…。

 

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すぐ左手に現れるのは,問屋町中央ビルの横穴である。背後にはタワーマンション「岐阜スカイウイング37」が聳え立つ。

 

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一条通りとの間の横道。

 

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人っ子一人居ない,異様な静寂。不思議と居心地は良い。

 

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商店街としては異常なレベルの,アーケードの背の高さ。

 

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ここが問屋町の中央だという誇りのようなものを感じられる,堂々たる佇まいである。

 

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疎らな蛍光灯が織りなす陰翳が美しかった。

ここから移動し,ちょうど一条通りに入ろうかという頃に,カラスが一斉に声を上げて飛び立った。体感は無かったが地震でもあったのだろうかと思いスマホを見ると,すぐに連絡が入った。たったいま関東でやや大きな地震があったらしい。家の調度品に被害は一切無かったということで一安心。すぐに散策を再開した。

 

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中問屋町から始まった問屋街の散策もようやく最終章,一条通りへ。東側からアプローチする。

 

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2丁目中央通りと比べると,鄙びていて薄暗い。黄色い看板が印象的である。

 

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SUTAIRU.

 

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これが「1丁目」の風格か。

 

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立体的な装テン。

 

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SUTAIRUの前で,暫く白黒の車にご厄介になる。23時すぎにうろついていたらそんな事もあろう(実は初体験だった)。こういう時にも,デカいカメラを持っている方が話が早くて助かる。訊いてみると,禁止されているスケートボードをやる若者が居ないか,定期的にパトロールをしているのだという。鄙びた全蓋(しかも「SUTAIRU」の前)と最新鋭の白黒の車というミスマッチが少し面白かった。

 

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ご厄介をおかけしてすみません。やましい事も無いので,人に迷惑を掛けぬよう,この趣味はもう暫く続けさせていただくとします。

 

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松永の愛らしい看板。

 

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電灯が一つ消えているからか,かなり薄暗い一角があった。

 

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ナチュラルに周辺減光。

 

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1丁目の方を振り返る。視界の中の巨大な景色が微動だにしない,その違和感を想像してみてほしい。

 

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ダスティブルーのシャッターには無条件に反応し,シャッターを切る。

 

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そろそろ出口が近い。

 

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大空間。

 

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最後に,西の出口から振り返る。夜のアーケード,撮りごたえがあって最高だった。繊維問屋街は想像よりも遥かに大規模で驚いた。

 

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翌朝の下見のため,少しだけ西問屋町に寄る。

 

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長住町7丁目の商店街を眺め,これにてタイムリミット。ホテルに戻る頃には既に24時近かった。

ホテルは当然シングルかと思っていたが,ツインの一人利用だった。今まで数多のビジホに泊まってきたが,自分史上最も大きな浴槽のあるユニットバスで,実に快適だった。テレビを付けると,先程関東で起きた地震のニュースで持ち切りだった。恐らくこの感じだと,明日まで交通網に何らかの影響が残りそうだ。当初の予定では翌朝,出張当日の朝に出発する予定だったのだが,こうして前日のうちに移動を済ませていたのは幸いだったと言えよう。気力体力がどの程度あるかは起床してみないと分からないが,翌朝の行程を組み,1時前に眠りに就いた。

 

中問屋町,東3丁目・東2丁目の朝へ続く。

 

 

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