邂逅。 2021.03.11 渋川
2021年3月11日(木)。中之条での現地実験当日。前日の水上・沼田散策に続き,今日は朝6時15分に出発して渋川の街歩きを敢行。駅西口の県道25号線を北上し,平沢川沿いのスナック街,アルテナード沿いの街並みを撮影している。
街の中心部を探しながら,更に北上してゆく。
商工会議所の横から北に抜ける道に入る。
幅員が狭まる。
Twitterで,水上の写真にコメントを頂いて気付いたのだが,背景に山が写っていると景色の奥行きが強調され,臨場感が増すのかもしれない。この1枚も個人的には気に入っている。
「本町」の年季。
朝の光が強く差し込んできた。
嘗て店舗だったような佇まい。
美容室。
渋川の街は一体どういう形で展開されていたのか,ここまで来てもまだよく分からないが,どうやらこのあたりには小さな商店街があったようだ。
吉井写真館のある道。
その身体から木が生えているかのような,すさまじい佇まいの建築がお出迎え。
実は事前の下調べで見つけていたのだが,夏はもっと葉が繁茂して2階の壁面を覆い尽くしてしまう。冬なので,ほぼその全容を見ることができた。
廃墟だろうか。
一倉寫真舘。ここも写真館だったようだ。
洒落た窓。
看板には写真館とあるが,「刀剣」「切手」「古美術」「古銭」という文字が輝いていた。
南面。春が来れば,画角右半分も緑に覆われるのだろう。
隅切り部の美しい建物だった。
ここまでの釣果が多く,すでに少し時間は押してきていたのだが,予定通りのルートを巡ってゆく。並木町交差点から西に折れると,鄙びた住宅街が見えて来る。
昭和。
臭突のある裏側。もう少し覗いてみたかったが,路地は無かった。
並木町の東側に戻る。オロナミンC,ネガポジの逆転。
裏面は辛うじて残っていた。
朝陽がいよいよ眩しくなってきた。
一本南の道に戻ると早速,ゴテゴテした塊が見えてきた。これは下調べにない,邂逅の予感。
ズラリ壮観。
階段。
2階のベランダ部分の張り出し方など,手が込んでいて美しい。ずいぶんと立体的な造作である。
半世紀前の空気。生活感はあったような,無かったような。
後から確認したところ,もう1本南側の道にも同じデザインのアパートが存在していた。時間の関係もあって悉皆的に道を歩くことが出来なかったので,見逃してしまったのが残念だった。
およそ20年ほど前のウィンダム(2代目)。懐かしいな…。
酒店。地図を見ると同名の酒店が近くにあったので,こちらは旧店舗のようだった。
さて,そろそろ真の「中心」に迫りたい。
渋川,早春の朝(3)へ続く。
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