追憶。 2022.04.02 多摩湖
4月2日(土)。ふと水辺に立ちたくなり,急遽夕方に出発して多摩湖へ向かった。
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スナップショットを撮っていたら,もうすっかり太陽が低く下りていた。
人造湖と思うと何だか背筋がむずむずするが,純粋に文脈から切り離して景色を眺めれば,実に穏やかで美しい眺めである。
波模様。
赤色も走ってゆく。
いよいよ太陽の輪郭が滲んでゆく。
力を失った。
廓寥の時。
空を眺める烏,それを眺めるフクロウ。
残照が湖面を染める。
ブレブレだが,黄昏の雰囲気は残せたか。
淡さは美しさ。
空ばかり見ていたら,堰堤はこんなにも暗くなっていた。
鈍い光沢を失ってゆく。
さようなら,今日。
多摩湖駅を俯瞰。
誰も見ない夜桜たち。
穏やかで心地良い外出だった。
がらがらの列車で帰路に就いた。
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