理容遺産の理髪館。 2022.03.20 栃木市
3月20日(日)。小山駅前,大平下駅付近を散策した後,栃木県栃木市へ。市内の近代建築を巡りつつ,街を散策している。
▼その1はこちらから。
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さて,街並みはかなり網羅的に歩いたので,そろそろ落ち着いて見学しよう。
岡田記念館(岡田嘉右衛門家)へ。現在の岡田嘉右衛門が26代目という,栃木市屈指の旧家である。入口のおばあさんの説明を受けた後,敷地内に入るが,案内があまりにも少ないのでたじろいだ。
「一号館」と書かれているのは蔵である。
まずは何といってもこれを観なければならない。
県内最古の理髪店。開業は明治4年だとか。
工芸品のようである。
鏡。
ひっそりと眠るプリティーキット。
無音の奏者。
無色透明の聴衆。
子供椅子は木馬のように。
こちらは3号館だろうか。如何せん案内が少ない。改装中なのか,公開を終えたのか…。
幼い頃,歯車や水車に強く惹かれたのを思い出す。こういう性分は変わらないものだ。
大きな臼。
菊花石。
黄金の亀甲。
K K
ここが「陽月亭」だろうか。
家にあった橙色の木馬のことを急に思い出してしまった。遠い記憶との不意の邂逅に,脆い涙腺では太刀打ちできなかった。
消防の赤色。
品質本位。
祭りの中心はいま,静寂の中に。
小児司命丸を売った水戸の高倉氏は巨万の富を得たのだとか。
風呂の天井を覗き込むと,湯気抜きのできる唐笠天井だった。
外観。
気付けばすっかり曇ってしまった。
一号館を見学。
大人になればなるほど,遠い歴史を近く感じるようになる。
中庭にも案内は乏しい。
代官屋敷。
丸窓は無条件で撮る。
質素な床の間。
正面より。
2・3号館のものを引き上げてきていると思しき,名もなき建物。住居と一体のようだった。
寄贈された燈籠。
その9(終)へ続く。
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