梟の島 -叙情的叙景詩-

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富山地鉄駅舎巡歴(20):上堀駅・布市駅の昼下がり。

青い庇のある駅。 2022.09.11 上堀駅

 


9月11日(日),富山地鉄駅舎巡歴の旅の2日目。大岩山を発ち,立山線の駅を巡ってきた。

▼榎町・下段はこちらから。

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本宮から北上し,昼食休憩へ。

 

つけめん「えびすこ」にて,富山ブラックを頂く。凄すぎて黒さが見えない…!

美味であった。今回の旅,食事には大満足であった。

 

食後は不二越上滝線の上堀駅へ。

 

庇を支える柱と方杖の印象。

 

駅前を花が飾る。

 

駅舎内はとても明るい。

 

必ずと言っていいほど鏡がある。

 

一文字だけ見えているのは「出札口」だろうか。

ガラスに描かれた金色の文字,大好きだ。

 

ホームへ。

 

木の駅名標が残っている。

 

立派な駅舎だが,1面1線。

 

やはり方杖が綺麗だ。

 

不自然な空間,軌条の曲がり方を見ると,ここもかつては2面2線の駅だったものと見える。

60年代の空撮を見ると駅の周辺には日清紡の工場と平屋の団地が少しあるのみで,その他は田圃が広がっている。南富山から岩峅寺までの間,この時代に「町」と呼べるほど発展していたのは上滝くらいだろう。よくこの区間の鉄道線が今日まで残ったな,という印象を抱くし,半世紀の間に富山平野の住宅地の裾野が広がった事も良く見て取れて面白い。

 

そんな時代を生きてきた要素たち。

 

周りに殆ど建物の無かった時代を想像する。まるで映画の世界のように思えてくるが,それが確かな現実として現存しているのはこの上なく嬉しい事である。

 

全国でも稀に見る程の,木造駅舎群。一つでも多く,一年でも長く,この姿を保ち続けて欲しいと切に願う。観光路線としての収益が大切になるのだろうか。路線も長く,ランニングコストも馬鹿にならないだろうが,この価値ある遺産が損なわれないことを祈る。

 

植物に丁寧に飾られ,とてもきれいな駅だった。

 

 

続いて,2つ隣の布市駅へ。

 

かなり簡素な駅というのは分かっていたが,ちょっとだけ寄り道。

 

機能を失ったもの。

 

晩夏の色。

 

「T65」ってすごいな。

 

鉄骨にブレース。

 

それでもディテールには昭和があるのだ。

 

今日は東急の車両が多いのが少し残念だったが,これもこれで現代の富山の姿である。

 


夏の昼下がり,光が眩しかった。

 

その21に続く。

 

 

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