梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

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羽越・磐西撮影旅行(13):間島は嵐,転戦に次ぐ転戦。

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笹川流れの撮影(上記リンク参照)を終え,南下する。まず「第一俯瞰」の登り口を確認してから,車を走らせ,越後早川~間島の俯瞰の登り口の下調べを行った。しかし,かなり広範にわたって探索したにもかかわらず,それらしき道が見つからない。低い藪はさほど繁茂していないので,歩くことができそうな獣道の登坂を何箇所か試すが,十分な高さまで登り切れるルートがあるようには見えない。探索も行き詰まりつつあった頃,白い小動物が20mほど先の斜面を四つ足でぴょんこぴょんこと駆け上がってゆき,その「純白」とでもいうべき色の鮮やかさ,そしてそれが突然視界の端に飛び込んできて俊敏に動いたことに驚き,思わず叫んだ。ウサギか何かだったのだろうか…。このちょっとした恐怖体験もあり,心が折れ始めた。最後に何トライかするものの,一向に正解のルートが見えないので,勇気ある撤退。おそらくは,大きく北東側から回り込んで尾根道を伝うのが正解だったのだろう。いずれにしても,ヨメ氏を連れて来る撮影地ではないと判断し,また自分のモチベーションもここをどうしても踏破したいというほどではなかったので,戦略変更を選んだ。

827Dまでの間に一度,村上学校町のデイリーヤマザキに立ち寄る。連日お世話になるとは思わなかったが,連日同じ店員だとも思わなかった。ヨメ氏が第二俯瞰の登坂などによる疲労で少々グロッキー。栄養と水分を車内で補給し,村上~間島,岩ヶ崎の撮影地へと向かう頃,今日もまた雨が降ってきた。

岩ヶ崎の撮影地は,海際を走る下り線専用のスポットで,海を構図右側に大きく取り入れ,右カーブしてゆく線路を構図左に入れる,小俯瞰のアングルだ。アクセスは簡単で,345号線のガードレールの横から撮影できる。生憎の雨なので,ヨメ氏に傘を持ってもらいながらどうにか撮影。アクセスの容易さ,雨による集中力の低下などもあり,やや薄味の撮影となった。

 

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大海を望む。2020.01.12 羽越本線 村上~間島


この次に早川間島の俯瞰を予定していたのだが,先述の通り断念してしまったためスポットを変更しなければならない。しかも,いよいよ雨が本降りとなり,さらに本降りを超えて豪雨となった。昨日と全く同じパターンである。これでは俯瞰はもってのほか,そもそも撮影どころではない。色々な都合を考え,桑川駅で駅停車中のスナップショット撮影を行うことに決め,北上して826Dを迎えようと考えた。

しかし予想外なことに,桑川駅に着く頃には雨はかなり小降りになっていた。それならばどこかでしっかりと撮影しようと考え直すに至り,移動時間を計算し,再び南下して,越後早川~間島の望遠系の構図での撮影を急遽決定した。ヨメ氏のナビで迷うことなく撮影地に到着。傘が不要なほどまで雨は上がり,不思議と陽光の雰囲気すら漂っていた。トンネルを抜けてしばらく直線を走り,緩やかに右カーブしてゆく列車に,望遠レンズでやや圧縮効果を掛けた構図である。海は殆ど構図に入ってこないほか,足周りもすっきりと抜ける箇所は少なかったのだが,撮影はひとまず成功。これもまた下準備の有無が物を言う,咄嗟の判断による貴重な「釣果」となった。

 

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雨後を力走。2020.01.12 羽越本線 越後早川~間島

 

 

その14へ続く。

 

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