梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

旧米沢高等工業学校本館:1910年竣工の美麗な近代建築を見学。

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美麗な会議室。 2016.09.23 旧米沢高等工業学校本館

 


2016年9月23日(金)。仙台での学会の発表を終え,早朝の仙山線で山形へ。左沢線を乗り潰した後は奥羽本線を上り,米沢に入った。

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米沢城から少し南下した所に,米沢を代表する近代建築がある。

 

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旧米沢工業高等学校本館である。

 

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1910年竣工。探訪時で106歳,明治期の建築である。当然ながら国指定重文。

 

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線の多い意匠。

 

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石造建築の重厚感を木造で実現している。

 

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米沢工業高等学校(現・山形大学工学部)は,国内7番目の官立高等工業学校である。現在の名称で整理すると,東工大,阪大工学部,京都工芸繊維大,名工大,熊本大工学部,東北大工学部に続き,1910年に設立された。

 

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近代における,米沢という街の重要性が窺える。

 

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裏側も美しい。

 

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側面ですらこれだけの幅を持つ。建物の大きさが見て取れるだろう。近くにあった講堂は,残念ながら解体され現存していない。

 

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シンメトリー。

 

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内部の見学は,NPOの方にマンツーマンで案内していただいた。

 

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廊下も緑基調。腰壁部分まで漆喰塗壁である。

 

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階段教室。

 

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整然。磨かれた机の光沢が美しい。

 

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階段はやはり堅牢。

 

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曲線美。 

 

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 階段フェチなので,何枚も撮影してしまう。

 

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非常に階高があるので,階段室の窓は相対的に小さく感じられた。

 

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展示も充実。

 

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展示物は,卒業生や,米沢出身の技術者の功績に関するものが多かった。

 

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静かな廊下。

 

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木の床,光沢が無い方が却って自然で美しい。

 

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陰翳。

 

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2階の会議室は,それはそれは美しく麗しい空間だった。

 

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カーテンフェチはB寝台から始まった。

 

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電気が消えている方が,陰翳が際立って美しい。

 

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NPOの方に待っていただくのが申し訳なかったが,これを撮影しない訳にはいかない。しかしまぁ,どこを切り取っても美しい建築である。 

 

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階段の華奢な造作。

 

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純喫茶のよう,というと時系列的に逆転してしまうが,そんなことをつい考えてしまった。年季の入った家具はやはり良い。ちなみに著者の実家の自室にはアンティークショップで買ったボルドーの大きな勉強机があるのだが,いつか広い家に転居した暁にはまた使いたいと,今回の記事を編集していて改めて思った。

 

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校長室。

 

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生きている建築なのだが,廃墟を撮るような構図・空気感で撮影していたことに後から気付かされたのだった。廃墟撮影から先に学んだ部分があるからかもしれない。

 

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使い勝手はともかくとして,すばらしい意匠で,思わず欲しくなる…。

 

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閑寂の廊下。

 

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翳。

 

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ブルーグレーはいつだって魅力的。

 

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染物関連の展示が並ぶ教室。

 

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過去のノートの展示。一応は学んだことのあるような内容が書いてある。

 

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小さい机と椅子が一体になっている,お馴染みの設計。

 

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こぢんまりと,教室の中央に整列している。

 

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いやしかし,この階段の造作はずっと撮っていられる美しさだった。今なら単焦点レンズに付け替えて,その質感を捉えたいところだ。

 

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予約時にお願いした時間よりもかなり長い間,結局は1時間近く滞在してしまった。貸切状態で見せて頂くことが出来て,本当に貴重な体験だった。

 

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