梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

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雑司が谷散策(1):弦巻通りの街並みを撮る。

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弦巻通りの夕べ。 2021.02.07 雑司が谷

 


2021年2月7日(日)。前日にふとネットサーフィンをしていたら,雑司が谷に木造アーケード「雑二ストアー」が現存していることを知った。この期に及んで都内の木造アーケード商店街の存在を見落としているとは夢にも思っていなかったので,自分の詰めの甘さを思い知ると同時に,これはすぐにでも訪問しなければと決意。思い立ったが吉日,午前中にレンタサイクルサービス(ダイチャリ)に登録。周辺の街並みについても下調べを済ませ,14時半すぎに自宅近くのコンビニで自転車を調達し,いざ現地へと向かった。

早稲田通りは小滝橋の交差点に向けて長い下り坂。車道は比較的広く,交通量もさほど多くはないので,走りやすかった。高田馬場の駅前を抜けてから,神田川沿いに東へ進み,明治通りを北上。学習院前の坂を上り,雑司が谷駅に到着。ダイチャリ(あるいはハローサイクリングなのか,一体どちらが正式なサービス名称なのだろう)のステーションが見つからずに暫く迷ってしまったが,正解は不忍通り沿いのマンションの敷地内で,道からピロティタイプの駐車場を入ったところにあった。出発から50分ほどで返却手続きを完了し,完全在宅勤務により鈍ってしまった脚に心地良い疲労を蓄えつつ,愛機を首と肩に下げ,街歩きを開始した。カメラを携えての外出は,思えば今年初である。

 

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不忍通りに沿うピンクの看板建築に,「皮」の看板。

 

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不忍通りから街区に切り込むとすぐに,弦巻通りに出る。粒の大きな建物は,建設から半世紀ほど経っているだろうか。

 

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雑司が谷1丁目1番地。

 

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更に街区の内側へと切り込んでゆく。

 

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日本女子大学寮との境の道にて。

 

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時代の証人。

 

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薄い角度で入射する西日が,トタンのファサードの凹凸を際立たせる。

 

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自転車のある風景。

 

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ただ周囲よりも少しばかり代謝が遅いだけの,何の変哲もない住宅街の一角。

 

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そのすぐ裏手には,日本女子大の寮が見える。流石にもう現役ではないだろう。

 

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錆びた階段に,少し心が躍る。

 

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弦巻通りからも,その威容を窺い知ることができる。

 

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蔦が這う建物の壁を冬に撮るのは,なかなか面白いかもしれない。今後のためにも意識に留めておこう。

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弦巻通りを西に歩くと,高砂湯の手前に袋小路が現れる。

 

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嘗て飲食店だったのかと思わせるような,妖艶なファサード

 

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こちらは少し洋風な意匠を凝らしている。

 

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日常の中に,日常として飛び込む感覚。旅先の非日常とはまた少し異なった感覚で,面白い。

 

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せんべいの小倉屋は日曜日なので残念ながらお休みだった。

 

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弦巻通りの反対側にも,美しい窓の並ぶ建物がある。

 

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「ホット美容室」の文字が見て取れる。ダスティピンクが愛らしかった。

 

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弦巻通りの1本裏,南側を緩やかに曲がりながら並走する道。左奥に雑二ストアーを視認しつつ,メインディッシュはもう少し先に取っておこう。

 

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大胆な構造の建物。構造専門家として見ても,基本的には恐怖を感じる形態である。

 

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青柳豆腐店。黄色の壁が印象的だが,2階のベランダの手摺にもわざわざ透かしを入れていたり,背面側の平面を45度回した上で複数の角を設けていたりと,一風変わった建物だ。

 

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東京都豆腐商工組合員之証。

 

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腰壁のタイルには「 以津美屋」という文字が入っている。嘗ての屋号だろうか。

 

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錆びた缶。幼少期に暮らした街で良く見かけた事を思い出した。

 

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弦巻通りに戻り,印象的な看板建築の並ぶ,商店街の中心部へと向かう。

その2へ続く。

 

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