取水塔夕景。 2022.04.02 多摩湖
4月2日(土)。ふと水辺に立ちたくなり,急遽夕方に出発して多摩湖へ向かった。
西武多摩湖線の終着駅・多摩湖駅の一つ手前,武蔵大和駅で下車した。
3/20の栃木市散策から殆ど外に出ていなかったので,満開の桜に驚かされた。
夕刻のベンチ。
村山下貯水池からの水が通った水門の復元模型で,1/2スケールだとか。
ユキヤナギが春を告げる。
源平桃も咲く。
狭山公園に入る。
多摩湖,正式には村山貯水池。1927年に完成した人造湖で,西側が村山上貯水池,こちら側は村山下貯水池である。
村山下貯水池第一取水塔(1925,東京都選定歴史的建造物)。RC造の取水塔,こんなにも美しい取水塔があるとは,恥ずかしながら知らなかった。
西洋建築が湖面に浮かぶさまは,どこか日本離れしている。
門の向こうで,猫が花見客のように寛いでいた。
暫く粘って「お願い」をしたら,ポーズをとってくれた。
人通りはまばらだが,決して少なくはない。
余水吐。
付け柱にはオーダーが見える。煉瓦調のタイルが美しい。
奥に見えているのは第二取水塔,1973年の建築だとか。
緑がかった湖面。目に穏やかな,優しい景色。
近くに人はなく,ぼうっとするのに丁度よい。
春の暮。
太陽を遮るものはない。
金色の時。
烏も愛らしく見える。
多摩湖線に遊園地,西武らしい景色。
滑らかな水面が,己の心の起伏をも平らにしてくれるようだった。
その2へ続く。
▼関連記事はこちらから。
▼ 宜しければクリックのご協力をお願い致します。