梟の島

-追想の為の記録-

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

いすみ鉄道撮影記(5):キハ52・キハ28,菜の花に包まれた小駅にて。

城見ヶ丘駅付近の第二船子踏切で,4本目の急行の撮影。キハ52を先頭にカーブで撮影した後,城見ヶ丘駅を発ち,菜の花に彩られた長い長いストレートを走るキハ28をゆっくりと見送った。自転車を返却し,一路新宿へ。初の3人→4人での酒宴。充実した一日は筋…

いすみ鉄道撮影記(4):キハ28・52を,小俯瞰で眺める。

西畑~総元の俯瞰撮影地で,キハ28・52を撮影。花曇り,森を抜ける古参気動車のスローライフである。その後いすみ300型の2連を,同じ俯瞰ポイントと,総元~久我原のS字カーブで撮影。菜の花はまさに見頃,房総の春の情景が広がっていた。

いすみ鉄道撮影記(3):キハ52・28,総元~西畑の小さな踏切にて。

城見ヶ丘付近の,大多喜街道のオーバークロスを発ち,南へ向かう。まずは道中,東総元~久我原でいすみ350型を撮影。さらに自転車を走らせて,厳しい登坂の後に辿り着いた総元~西畑の小さな踏切で,森を抜けるキハ52・28を撮影。

いすみ鉄道撮影記(2):キハ28,菜の花に彩られ,城見ヶ丘へ。

城見ヶ丘付近の,大多喜街道のオーバークロスで,待つこと数分。キハ28が,菜の花に両脇を彩られながら,長いストレートを駆けてくる。柔和な表情の古参気動車とのファインダー越しの対面は,高山本線以来,実に9年ぶり。感動的であった。

いすみ鉄道撮影記(1):序章,キハ52・28との再会。

2019年3月30日(土)いすみ鉄道の急行を撮影。折角なので昔ながらのスタイルで挑むことに決定。大多喜でレンタサイクルを調達して,大多喜以西の山間区間で1日を過ごすことに決めた。久々に老兵と再会した後,1本目の撮影に向けて城見ヶ丘のオーバークロ…

大津・長等3丁目,柴屋町遊郭の妓楼跡。

大津駅から徒歩10分弱,長等3丁目。嘗ては柴屋町遊郭として名高く賑やかな場所だった。今回は街区の南西側,妓楼跡が残る場所を散策する。痛々しい姿を見せる嘗ての妓楼,どうにか後世に残すため知恵を絞りたい所だが…。

大津・長等3丁目,柴屋町遊郭跡のスナック街。

大津・長等3丁目。現在はひっそりとした住宅街となっているが,嘗ては「柴屋町遊郭」として名高く賑やかな場所であったという。売春防止法施行以降,スナック街へと姿を変えた一画も,今はその影が薄れつつある。

大津・園城寺(三井寺),広大な境内は文化財の宝庫。

出張にかこつけて,園城寺(三井寺)を拝観してきた。国宝と重文が広大な境内にごろごろと点在する, とんでもないキャパシティの寺院である。終日本降りの雨で,撮影は困難を極めたが,このところのコロナ騒ぎも相俟って境内はほぼ人気が無く,静かに仏堂を…

川崎工場夜景(5):水江運河,煌びやかなプラントたち。

東亜石油の望遠構図から,川崎・水江町,水江運河の定番スポットに再び戻ってくると,こちらも夜景本番となっていた。強い風が吹き付ける。工場夜景の撮影はやはり寒い。東亜石油,日本精塩,遠い千鳥町のプラントは,今日もとても煌びやかだった。

川崎工場夜景(4):紺碧の空,産まれたての夜景。

引き続き,川崎・水江町,水江運河の定番スポットと,東亜石油の望遠構図にて。夕景が終わり,ついに工場「夜景」が始まる。徐々に強まる陰翳。紺碧の空を背に,夕景とは全く異なった妖艶さが出て来た。

川崎工場夜景(3):黄からマゼンタ,そして夜へ。

川崎・水江町,水江運河の定番スポットにて。いよいよ工場夕景もクライマックス。刻々と色温度が上がってゆき,黄色の世界はまさに「黄」昏へと繋がってゆく。やがて美しい夕空が,残照によりぱっとマゼンタに染まり,程無くしてブルーモーメントがやって来…

川崎工場夜景(2):水江運河,絵画のような夕景。

東亜石油の望遠構図が楽しめるスポットから移動し,水江運河の定番スポットにやって来た。日没まで30分ほど。最高の夕景,色彩はまるでCGのようだ。肉眼を疑い,プロダクトを疑いながら,実際に見た色を極力正確に再現するように撮影してゆく。

川崎工場夜景(1):水江町の夕景,東亜石油の望遠構図。

思い立って,川崎へ。川崎駅から水江町の撮影スポットまで,市バスに揺られること20分ほど。西水江バス停下車すぐの定番スポットから少し先,東亜石油前バス停の近くにある,その名の通り東亜石油のプラントを望遠で仕留められる場所で,夕景をたっぷり楽し…

185系,昼下がりの東京駅にて。

工場夜景の撮影に川崎へ向かう道中。ちょうど踊り子106号・185系が終着の東京駅に入線したので,ホームで撮影する。午後3時のコントラスト。令和に遺る,昭和の傑作である。また機会があればじっくり撮影してみたいと思う。

磐越西線撮影旅行(18):去らば新津のキハ40,去らば青春時代。

惜別乗車の後半は,車内のディテールを撮ってゆく。馬下で新新潟色の236Dと交換し,夕陽に染まる車中の景色を撮影。いよいよ,新津のキハ40との訣別の時。非日常に彩られた20代,青春時代との訣別,新たなフェーズの幕開けをも意味する,そんな「最後の旅路…

磐越西線撮影旅行(17):新津キハ40,惜別乗車のはじまり。

会津若松から新津まで,新津のキハ40の惜別乗車。磐越西線233Dは新潟色の2連だった。旅人や鉄道ファンが多く比較的賑やかな車内だったが,酒盛りもしつつ,最後の旅路を楽しむ。思い入れのある区間の車窓を噛み締めつつ,津川駅に到着した。

磐越西線撮影旅行(16):朦朧として,栄螺堂。

上野尻の撮影を終え,朦朧として会津若松に戻ってきた。惜別乗車までの昼の時間で観光,栄螺堂へ。二重螺旋の六角堂は,思ったよりは一回り小さかったが,被写体としてはとても興味深かった。撮影後駅に戻り,遂に体力の限界を迎えた。

磐越西線撮影旅行(15):急行色・新新潟色,豪雪の上野尻をゆく。

新津キハ40,最後の走行写真の撮影。「急急コンビ」を陸橋東側から,また新新潟色の2連は陸橋上から「面縦」。容赦ない降雪。酷烈な冬の日常の情景の撮影に,絶不調の身体に鞭を入れながら挑む。地方での徒歩鉄の厳しさを,最後の最後まで痛感させられる,…

磐越西線撮影旅行(14):上野尻の陸橋は吹雪,キハ40新潟色の2連がゆく。

上野尻駅から徒歩20分ほど,野沢~上野尻の陸橋撮影地にて,まずは新潟色のキハ40・2連を後追い撮影。列車は雪煙を巻き上げ,ホワイトアウトしかけた視界の中に,あっと今に消えてゆく。

磐越西線撮影旅行(13):上野尻駅,雪の朝。

新津のキハ40との惜別の一日がついに始まった。体調不良の中,若松から上野尻まで移動し,早朝の222Dを駅のホームで待つ。雪の中,薄明の駅に,新新潟色がやって来た。ホームには,女性客が1人。繰り返された日常も,いよいよ過去のものになろうとしている。

磐越西線撮影旅行(12):東北色キハ40,会津若松の夜。

急行色のキハ40が野沢に向けて出発した後は,20時10分発の只見線,東北色キハ40を撮影する。今回は只見線とは縁が無かったが,これが撮り納めとなる。磐越西線のキハ110との並びは,まるで世代交代を目前にした先輩と後輩の対話の瞬間を見ているかのようだっ…

磐越西線撮影旅行(11):急行色,若松駅の夜の42分間。

伝統のツートンカラー。 2020.02.08 会津若松駅 夕刻の会津若松駅にて,新新潟色のホーム撮りを堪能。 anachro-fukurou.hatenablog.com くはね夫婦と4人で,居酒屋「作蔵」にて,酒宴。会計を済ませ,再び目指すは会津若松駅のホーム。そう,1900着の236Dが…

磐越西線撮影旅行(10):会津若松駅,新新潟色の臨場感。

会津若松駅にて,1番線に停車する新新潟色のホーム撮り。音,匂い,存在感。キハ40を五感すべてで感じる。ホーム撮りはやはり,被写体を長時間,肌で感じられるから良いものだ。15分間の撮影の後,くはね夫婦と合流,16年前の初の遠征に思いを馳せつつ,「…

磐越西線撮影旅行(9):暖冬をゆく新潟色の2連,舘原にて。

ふれあいランド高郷から山都タクシーに乗り,山都~荻野駅間の舘原(たてのはら)に移動。積雪はほぼすっかり無くなってしまったが,暖冬の午後の雰囲気を感じる撮影だった。

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