鉄道-羽越本線
鼠色から濃青色へと暮れてゆく寂寥の海岸線を,新津のキハ40が走ってゆく。この日常もついに見納めとなってしまった。越後寒川~今川,小雨降る笹川流れ「第1俯瞰」にて,羽越本線・キハ40との最後の対戦,有終の美を飾る。
村上~間島,岩ケ崎の撮影地は雨。豪雨により俯瞰を諦め,越後早川~間島の望遠構図に転戦。下調べと咄嗟の機転が役に立つ,午後の撮影となった。
越後寒川~今川,笹川流れの「第2俯瞰」にて,3つの絶景アングルを網羅する。冬らしい青緑色の日本海と白い砂浜に,古参の気動車が映える。
鼠ヶ関発の下り223Dを,小岩川~あつみ温泉の定番撮影地で撮る。閑寂の日本海を背に,青のキハ40が駆けてゆく。
温海温泉・萬国屋をチェックアウトし,向かうは4連・822Dの撮影。五十川~あつみ温泉の立岩バックの撮影地へ。通過後,この822Dの「バカ停」の間に南下。越後寒川~今川,脇川付近のサイド構図で再び迎え撃つ。
色の帯。2020.01.11 羽越本線 越後寒川駅 その7から続く。当初の予定には無かったのだが,830Dのバルブ撮影を試みたくなったので,今川の海を後にして,一駅北にあたる越後寒川駅へと車を進めた。空と海を眺めすぎたため,勝木まで移動すると830Dとすれ違っ…
嵐の後,主役が来る。2020.01.11 羽越本線 今川~桑川 ■828D:笹川海水浴場,嵐の去りし後。 その5より。本日残すは828Dと829Dの2本。これらを,今川~越後寒川の俯瞰撮影地と,今川駅付近の側面構図で仕留める,予定だった。しかし三面川橋梁からの北上中…
嵐の前触れ。2020.01.11 羽越本線 村上~間島 ■827D:間島俯瞰,「最高の曇天」。 その4から旅程は続く。村上~間島の俯瞰の探訪は,実に6年半ぶりである。予めストリートビューで見繕った上り線のポータル付近の空き地に車を停め,幽かな記憶を頼りに北側…
青緑色の海を横目に。 2020.01.11 羽越本線 府屋~勝木 ■824D,825D:勝木~府屋,太陽に弄ばれる。 その3に続き,824Dと4連の825Dを,勝木~府屋の定番撮影地,国道7号線のオーバークロス付近で狙う。この列車たちは勝木と越後寒川の間で離合するので,…
暖かな冬の朝。2020.01.11 羽越本線 小岩川~あつみ温泉 ■220D:羽前水沢~三瀬・矢引の撮影地にて。 惜別乗車を終え,往路の乗車券を記念で貰い,駅ナカのNEWDAYSで少々買い物をしてから駅レンタカーへ。8時前だが貸出の対応をしてくれた。自身初のスウィ…
小休止。2020.01.11 羽越本線 今川駅 ■0558村上発酒田行,821D。村上→鶴岡 列車は村上を発ち,未だ明けぬ夜をひたすら疾走してゆく。岩ヶ崎のカーブを右に大きく曲がると,進路を北に取り,車窓は西を向く。すると,ちょうど雲の間から西の空に低く掛かった…