梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

磐越西線撮影旅行(14):上野尻の陸橋は吹雪,キハ40新潟色の2連がゆく。

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ホワイトアウト。2020.02.09 磐越西線 上野尻~野沢)

 

222Dの撮影を終え,上野尻駅の駅舎で暫く待機する。
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上野尻駅も昨日お世話になった荻野駅と同様,簡易委託駅であり,駅員は社員ではない。地域のおばあさんが来て,ストーブ(「BLUE BURNER」という名前だった)を点けてくれた。しばらく談笑しつつ,何かに蝕まれたような絶不調の身体を休める。 

この後の撮影対象は,224Dが0744上野尻,223Dが0758上野尻。野沢で交換する2本の列車のうち,223Dは急行色のペアでやって来る。野沢~上野尻間の,上野尻に近いほうの国道オーバークロス付近でこの2本を狙う計画である。7時20分頃まで駅舎で待機してから,依然として弱まらない降雪の中,節々が痛む身体に鞭を入れ,撮影地へ向けて出発した。

駅前は凍結した路面の登り坂。群岡(むらおか)郵便局を超え,左折して県道370号線に入る。日曜の朝。家々は,例年よりは浅い雪に閉ざされて眠っている。

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旧街道の雰囲気の残る街並みを進み,やがて右手に現れる西光寺を目印にT字路で左折し,除雪されていない農道を数分歩くと,踏切(細田新田踏切というらしい)付近から,木々をバックに,手前に雪原を入れて撮るアングルの撮影地に到着した。駅から15分ほど歩いただろうか。しかし,雪が強すぎる。さらに,築堤の足回りに枯草が残っており,すっきりとした絵にならないように思われた。列車の通過時刻が案外迫っていたので,急遽この撮影地を捨てて,陸橋で2本とも撮影することにした。

いざ陸橋に着いてみると同業者が10名以上おり,手前の駐車スペースにもたくさんの車両が停められていた。昨日,利田踏切で会った3人組とも再会した。

224Dの通過時刻が迫る。陸橋の上野尻方は,電線がどうにも邪魔で良いアングルが作れない。作例は過去にあったのだが,少し環境が変わったのだろうか。くはね氏はガードレールの上に定員1名の針穴ショットの構図を見つけたようで,ここから電線をうまくかわして撮影するようだ。自分とヨメ氏は後追いの撮影。しかし,もはや撮影不能なレベルの吹雪となってしまった。構図の背景の景色が,ほぼ見えない。

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猛スピードで,白に閉ざされた世界を駆け抜ける。

 

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後方からやって来た青の2連は,雪煙を巻き上げ,ホワイトアウトした視界の彼方に,あっという間に消えていってしまった。

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