梟の島

梟の島 -叙情的叙景詩-

-叙情的叙景詩-

五能線キハ40,最後の秋(36):広戸~深浦,色を失った海岸線。

f:id:anachro-fukurou:20210427222807j:plainmonochrome. 20.11.1 五能線 広戸~深浦

 


2020年11月1日(日)。一昨日の出張調査後から続く,秋の五能線を追い求める撮影行も,いよいよ最終日の午後である。 塩見崎で,長大な海岸線をゆく列車を長時間にわたって眺めた。撮影後は予想通り,嵐となった。 

 

さて,残る2本はというと,はっきり言って迷走してしまった。驫木駅付近の道路脇の空地で暫く時間を潰していたのだが,その間も強烈な雨が降り続いた。ノーマークだったリゾートしらかみが接近してきたので,車から下りて適当に撮影しようかと思ったが,キャンピングカーと並走してきてしまったので「見鉄」。折角のくまげら編成だったのに勿体なかった。その後,雨はほぼ上がったが,空が明るくなってしまったので,時間が経てば経つほど海は真っ白になっていった。相変わらず波は穏やかで,これでは何とも絵にならない。2828Dは最後まで悩んだが,広戸~深浦の所謂「神社俯瞰」へと向かうことにした。もう,海を用いるアングルの選択肢が思い当たらなかった。

現地に到着すると,若い同業が2人ほど居たのみだった。近付くときに静かすぎたようで,1人には大変驚かれてしまった。どうも自分は気配を消せる能力があるらしい(時折このように驚かれる事がある)。ディープな場所を探訪する際の経験が生きていたりするのだろうか。

そんな訳で,静かに撮影を行う。

 

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先程まで自分が居た塩見崎を遠望していると,列車がトンネルから姿を現した。今の撮影場所は広戸~深浦だが,列車は驫木追良瀬を走行中である。

 

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果てしない距離。

 

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線形の美しさを生かしながら,幾何学的に解を決めてゆく。

 

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前照灯が微かに光る。

 

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追良瀬駅に向かうため,岸壁に消えていった。

 

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追良瀬駅を発車した列車は,2~3分ほど経過した後,ふたたび海の縁に姿を現した。

 

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孤独な闘い。

 

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鼠色の海。

 

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鉄路は複雑な海岸線に沿う。

 

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広戸駅に停車している間に,立ち位置を階段付近から神社の奥に移動して,三度目の撮影だ。

 

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Gloomy afternoon.

 

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雨に濡れた景色は黒く,白い空を映した海には色が無い。

 

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塩見崎に姿を現してから5分ほどで,ようやくここまでやって来た。

 

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終着駅・深浦への旅路は,残り僅かである。 

 

その37(北金ヶ沢~陸奥柳田,最後の走行写真撮影)へ続く。

 

 

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