2018年9月16日(土),1年半ぶりに川崎へ。工場夜景の撮影である。この日は,車を使わずに公共交通のみでの撮影とした。
川崎の工場夜景の撮影スポットは広範に分布している。中でもそのメインとなる3つの島が,北東から順に浮島町,千鳥町,水江町である。この南東には扇町,大川町があり,ここまでが川崎区。この更に先は鶴見区で,安善町,鶴見区末広町,そして大黒町と続いてゆく。これらの島の中では浮島町が最も広く,JXTGや東燃ゼネラルのプラントなど,カメラ的な見どころが多い。島の北側を409号線,その上には首都高神奈川6号川崎線が走っており,車に乗る人はこの車窓からの夜景を眺めたことがあるかもしれない。
409号線沿いには,川崎貨物駅から浮島駅までを結ぶ神奈川臨海鉄道・浮島線が走っている。その途中,小島新田駅でお馴染みの小島町から多摩運河を渡り,ちょうど浮島町に入ったあたりに,「末広町駅」という貨物駅がある。 ここがこの日最初に訪れた夜景スポットだ。
末広町駅の周りには車を停められる場所が無いので,公共交通で探訪することを先に決定していた今回,白羽の矢を立てたという訳だ。夕方のうちに,川崎駅から臨港バスで「浮島町交番前」バス停まで移動する。生憎の曇天だったが,西の空は微かに橙に染まってきた。
怪しげな雲の下。
蒸し暑い夕べ。
落暉。
三脚を設置して,暫し夜を待った。
曇が多く,空がなかなか黒くならなかった。やはり夏場は夜景の撮影にはあまり向かない。
煌びやかに。
堂々と立つ。
フェンス越しにはなるが,撮りようでは全く気にならない。
柵の向こうの異世界。
全容ふたたび。
少し南側を見ると,駅構内の向こう側には,モワーーっと蒸気を放つ塊。
さらに南にはタンク。しつこく撮影していたら,バスの時間まで1分となった。猛ダッシュして浮島町交番前バス停まで戻り,次なるスポットへ向けて移動を開始した。
千鳥町・貨物ヤードへ続く。
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