2018年9月16日(土),1年半ぶりの川崎工場夜景。車を使わずに公共交通のみでの撮影である。まずは浮島町の末広町駅貨物ヤードへ。
川崎の工場夜景の撮影スポットは広範に分布している。そのメインとなるのが,浮島町,千鳥町,水江町という3つの島である。これらの島は,川崎駅から出る路線バスにより容易にアクセスできるのだが,これらの島どうしを行き来するのは難しい。そんな需要などある筈もないので,当然のことである。しかも一帯には川崎市バスと臨港バスが混在しており,微妙に両社の縄張りが異なるので,一日乗車券も迂闊に買えない。今回の行程でも,浮島町へは臨港バス,千鳥町へは市バスでしかアクセス出来ないのだ。四谷下町のバス停で2社を跨いで乗り継ぎ,臨港バス・浮島町交番前から市バス・日本触媒前へ。「千鳥橋」(これも撮影スポットである)で千鳥運河を渡り,千鳥町に入ると,銀色のプラントが艶やかに我々を迎えてくれた。
今日はあまり長居するつもりはないので,南西の定番スポットへと向かう。
転轍機標識はいつも定位。2016年1月以来,2年半ぶりの景色だ。
緑のプラント,今日も働く。
広角レンズの8本光芒。
幾度となく写真を見て,もはや見飽きたほどの定番構図。それでもやはり実物には不思議な中毒性があるものだ。これが普遍的な美しさというものなのだろう。
発光体と,軌条の反映。
肉眼でもかなり明るい。
この,簡単に会える感じ。親しみやすい,この距離感が良い。ゴーストはご愛嬌。
工場の操業音が耳に心地良い。
工場夜景は時間泥棒。本当にあっという間に夜が更けていく。最後に少し望遠気味で,決めの構図。雲と蒸気の白さに,夏の夜の蒸し暑さが感じられるだろう。
この線路の向こう,日本触媒の入口側は2017年3月に探訪済なので, 今回はこれにて撮影を終了。市営埠頭バス停から市バスに乗り,川崎駅へと戻ったのだった。
▼千鳥町日本触媒入口側はこちら
▼千鳥橋はこちら
▼水江町はこちら
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